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18歳以上ですか?
8にしおりをはさみました!
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8
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さすがにここまでくると、今起きてるこれが現実味を帯びてきて恐怖がリアルになってくる。
こんな奴らの前で泣きたくなんてないからそれは我慢してるが、体の小さな震えは中々自分ではコントロールできないもので。それに気付かれたのか目の前のガチムチがニヤリと笑う。
「なんだなんだぁ?一丁前に睨んできてるくせに震えちゃってよぉ、怖くて仕方ないんだな?」
「こんな平凡な顔じゃこんなことされるの初めてだろうしなァ。」
「だーいじょぶだいじょぶ、俺らがちゃーんと気持ちよくしてやるよォ?はははっ。」
うるせぇ離せ…そう言いたいが口を塞がれてて言えないので、もっと思いっきり睨む。それが何の意味もないものだとしても、むしろ相手を調子付かせるものだと気付いてはいても、何も抵抗しないのは無理だった。
「いいこと教えてやろうか?男に涙目で睨みつけるのは逆効果だからやめた方がいいぜぇ。」
「いやむしろ誘ってたりしてな?」
「今流行りのツンデレさんってか?ハッハハ!」
くそが…んなわけねーだろ…
まさかこんな早くこんな展開になるとは思わなかった。ちょっとこの学園舐めてたかもしれない…もうダメかな…
誰か…と思ったが、もう授業が始まる時間だ…こんなことなら最初っから素直についてきてた方が、昼休み中に不審に思った秋とかが探しにきてくれたかもしれなかったのに…
…いや、それはそれでダメだ。あいつ可愛い系だった。変態だけど。被害者が増えるだけだ…
望みが絶たれたなぁと、諦めの入った目でガチムチたちを見る。勿論睨んではいるし、体もガッチガチに固まって震えているが。嫌なものは嫌なのだ。
あーここで奇跡的に風紀委員とかが見回りに来てくれたりしないかなー……と本格的に現実逃避し始めたら。
「お前ら、すぐにそいつを解放しろ。」
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