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3−3にしおりをはさみました!
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3−3
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妹が外に出たのを確認し僕は裏の勝手口から外へと出た。
左右を確認し谷中君が居ないことを確認してから、遠回りではあるが別の道からいつも利用している駅へと向かった。
足取りは重く、このまま学校をさぼろうかと考えた。
だけど僕にそんな度胸もなくただ目の前に敷かれた日常と言う名のレールを歩み続けるしかなかった。
駅に着き、ホームで待つこと数分、電車がやってきた。
すでに出勤時のピークと重なり電車の中は人の箱詰めとなっている。それに人は無理やり身体をねじ込め目的地へ向かう。
僕も同じように乗ろうと思ったがすぐに押し出される。
隙間を見つけてもとろい僕より先に別の人が乗ってしまう。それでも僕は無理に乗ろうとした瞬間、勢いよく外へと押し出されバランスを崩し後ろへ倒れそうになった。
この後、背中や頭、お尻に痛みが来ると思い覚悟し目をぎゅっとつむる。
いつになっても来ない痛みに、誰かが僕を支えている感覚。
ゆっくりと目を開ければ目の前には谷中君が息を切らしながら僕を受け止めてくれていたのだ。
「はぁはぁ・・・・郁、大丈夫？」
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