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コウタの朝④にしおりをはさみました!
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コウタの朝④
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「ずいぶん、慣れてるんだね。」
「…何がですか?」
タオルの中で、耳まで真っ赤にしてとぼけるコウタは、初めてのマスタベーションが見つかった中学生のように気まずそうな顔をしている。
「あれ?とぼけるの?自分で上手に抜けるんだね?…って話だよ。」
よっぽど我慢していたのか、よっぽど上手いのか…。
本当に一瞬だった。
その様子を思い出して、夏樹はこみ上げる笑いを我慢できずに、また、ふふっと笑った。
「見ないでくださいって、言いましたよね?」
「そんなこと言われても…。だって、見るつもりはなくても見えたんだから、しょうがないじゃないか。ここは、そういう所なんだよ。全部見られてる。」
夏樹がそういうと、コウタは諦めたようにため息をついた。
「全部って…。プライバシーは?」
「ないよ、そんなの。いらないだろう? ところで… 湊は君に、自分で勝手に抜いていいって言ってるの?ゆるいなぁ、あいつは。俺だったら、あんなの許さないけどね。」
夏樹がそう言うと、コウタは顔を青くして夏樹を見上げた。
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