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18歳以上ですか?
3 生徒会にしおりをはさみました!
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3 生徒会
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俺は気合を入れて口を開いた。
「えっと、多分俺も1年1組になると思います。桃田純と言います。趣味、、、とか特にないし、知り合いも高校には一人もいないので、全部一から始めるつもりで高校に来ました。まさか俺が次席で、生徒会の会計補佐になるなんて思ってもみなかったので、若干混乱しています。ですが、やるからにはしっかりやっていきたいと思うので、よろしくお願いします。」
こんなもんかな?
そう思いながらちらっと横を見ると八雲は俺に優しい笑顔を見せた。
それを見ると少し安心する、気がする。
「よし、もうなんて呼ぶか決めた!ももちゃん!決まり!」
「はい!僕もそう思った!!」
「そうねぇ、私も、ももと呼ぼうかしら。」
「そうだな、ももが似合ってる。」
「俺は純って元から呼んでたから、現状維持で。あ、純は俺の事どう呼んでもいいからね。」
「もも、、、あだ名なんて初めてつけてもらいましたけど、なんか、良いですね。」
友達なんていなかったから、こんな仲良しみたいにちゃんとあだ名付けられたの初めてで、俺は思わずニヤけた。
でもニヤけてるのが恥ずかしくて、俺は思わず右手の甲を口元に当てて顔を隠した。
「あー、ももちゃんそういう感じなのね。」
「可愛いねぇももちゃん。」
「弄り甲斐のある子ね。」
「今度お菓子をあげよう。」
「ちょ、先輩方、純のこと見すぎです。」
「もも、もも、、、」
俺は周りの声が聞こえないくらい、ひたすらももと呼ばれた喜びを噛み締めていた。
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