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18歳以上ですか?
◆にしおりをはさみました!
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「高取君…」
そっと音を忍ばせて岡本が顔を出したの
はどれだけ待ってからだろうか。
さすがにすることもなくて高取がうつら
うつらし始めた頃に、ようやく声がかかっ
た。
「いつまでかかってんだよ…。
さっさとしろ」
「あのね、できれば僕の部屋がいいなぁっ
て…」
眠いのにまだ移動させる気なのかと寝起
きが不機嫌な高取は睨むが、確かに居心地
の悪いリビングより岡本の私室の方がいい
だろうと考えを改めた。
誰もいないとはいえ、誰が入ってきても
おかしくない部屋であることには違いない。
眠気で重くなる瞼を持ち上げてゆっくり
と歩く岡本の案内で彼の部屋へ向かう。
辿り着いた岡本の部屋は乱雑に物が並ん
でいる高取の部屋とは違い、教科書や参考
書がぎっしりと並ぶ本棚が一角を占領して
いるだけで、他には趣味らしい趣味などわ
からないシンプルな部屋だった。
実は岡本が学年でも上位の成績であるこ
とを高取は知らないのだが、それでもそれ
以外が見えてこない部屋はひどく味気なく
思えた。
ドサッと無遠慮にベッドに腰を下ろした
高取は、部屋の主が自分の前に膝をつくの
を当然のように見下ろす。
いくらなんでもあれだけ酷くされた体内
に彼のチ●ポが欲しいとは岡本だって思っ
ていないだろう。
そして部屋を汚してしまうことを考えれ
ば、自然と今からすることは絞られてきた。
「さっさとしゃぶれよ。
俺は眠い」
「うん…」
彼は文字通り股を開くだけだ。
岡本はそんな彼の前に膝をついて、ベル
トを外してチャックを下ろし下着の中から
萎えたままのそれをそっと取り出す。
岡本が鼻を近づけてたまらないように吐
息をかけようやく先端にキスするのも見下
ろすのは高取の眠そうな目だ。
彼としてはさっさとしてほしいのに彼の
股間を前にすると岡本はいつでも焦れった
いほどにゆっくりで、先端にいくつもキス
を落とした岡本がようやく舌を出した頃に
は待ちくたびれた彼の瞼はすっかり重力に
引かれていた。
先端を充分に味わいたいようにチロチロ
と舐める舌はやがて吐息をかけながら大胆
に擦りつけてきて温かい口内に含まれた。
たっぷりと唾液を絡めてすすり上げられ
ると、さすがに眠い彼の股間も反応を示し
始めた。
先端を咥えていた岡本は顔を上げ、今度
は根元から先端にかけて裏側を中心に何度
も舐め上げる。
唾液で濡れた竿をゆるゆると指で扱きな
がら岡本の口はさらに下の袋へとおりてい
く。
まだ反応の鈍い袋を舐めたり吸ったりし
ながら竿を先端に向けて繰り返し扱くと固
くなってきたそれは本格的に上向き始める。
いつもならこのあたりで焦れて耐えられ
なくなる高取に強引に口の中に突っ込まれ
るのだが、今日の彼はそんなこともなく岡
本の愛撫に任せたままだ。
眠いせいか反応の鈍い彼には少し物足り
なさを感じたもののじわじわと自分の奉仕
で反応していく過程を見られるのは新鮮で、
岡本はいつもはできない丁寧な愛撫でたっ
ぷりと彼のチ●ポを味わった。
すっかり岡本の唾液で濡れる股間を、今
度は袋から先端に向かって舐め上げる。
先端を再び口に含んだ時には、高取の喉
から上擦った吐息が漏れた。
すっかり天を向く先端を舐めしゃぶり、
たっぷり濡らした唾液と共に吸い上げると
たまらないように彼の腰が震える。
眠いと言いながらもしっかり感じている
ようだった。
岡本はそんな彼の様子を見てとり、竿の
根元の方を掴むとゆっくりと扱き始めなが
ら口に含んだままの先端を吸い上げる。
彼の先端から滲む透明な液体さえ唾液と
共にすすり上げて喉の奥へと流していく。
2週間近く彼に触れてもらえずに責め苦
に耐え続けたご褒美はちゃんと味わいたか
った。
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