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秋の話 4 ☆にしおりをはさみました!
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秋の話 4 ☆
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気が付けば…どっか知らない通りに出てた。
あちゃ…。
ここ…ヤバい…!
…灯は点いてるけど、明らかに表通りとは違う。
目付きの悪い人や、胡散臭そうな人がヒソヒソと囁きあう。
______ クルリと向きを変えて、慌てて出て行こうとするけど、その前に肩を掴まれた。
「しけた顔してんなー!」
「彼氏!俺達と遊ばない?」
「いえ!!けっこーです!!」
見るからに胡散臭そうなグループが声掛けて来た!
「そんな事言わないでさ!行こ!」
「嫌!」
振り払おうとしたら、余計に掴まれてどーにもこーにもならなくなった!
「嫌だって言ってんだろ!!!
離せよ!!!」
「かわいーー!離せよだって!
離さなかったら、どーなるのかなー?」
「お兄さんたち、溜まってたんだよね。
一発やらしてくんねー?
いや、嫌だって言ってもやるけどさ!」
ぞ……っとした。
こいつら…金目当てじゃなくて、俺の体……?!
無理!無理!無理!無理!!!
いくら、女顔で可愛いって言っても、俺、男なんだけど?!!
そーゆー事する人達もいるって、話には聞いてたけど、まさか、それが…!!
「お金ならあげる!!だから…!!」
羽交い締めにしてた奴と、別の男が俺の財布を抜き取る。
「ファー!!結構持ってんじゃん!!」
「何、何?!お金持ちのぼっちゃんかよ?!」
「それみんなあげるから!!
だから、離して!!」
「そーはいかねーよ!
社会勉強させてやってんだ、これは、家庭教師料!」
「…そんな…!」
「まあまあ…案外いいもんだよ?
ちょーっと痛いけど!」
だから、無理!!
男としての女とのセックスもまだなのに!!
男と処女喪失…?!!
無理!無理!無理!無理!!
もう無理だって!!
「こいつ、無茶苦茶に暴れてるぞ?!」
「はいはい、お転婆はやめましょうねー!」
そんな事言ったって、止められるもんかー!!
でも……多勢に無勢……結局、仲間のうちの一人の部屋へ押し込まれた。
……うわ…。
ヤバい…。
ヤバ過ぎる…!!
「おーやー?震えてる〜。かーわいー。」
「さ、脱ぎ脱ぎしましょうねー!」
「やだ!!止めて!!」
ガクガク震える手で、せめてもの抵抗をする。
そのうち、一人の奴の顔に当たった。
「痛ーなーっ!!
何すんだよっ!!!」
「ひっっ!!」
……何が起こったのか…わからなかった…。
ただ、左頬が弾かれたように熱くて、やがてじわじわ痛みが来た。
あ……鼻血…だ…。
俺……殴られた…?
殴ったそいつを唖然として見つめる…。
いや、いや、嘘だろ??
…でも、確かに痛…!!
うーーー!!
「…おまえら、そこどけ…。」
「は??何言ってるんだよ?アキラ!」
横から割り込んで来たのは、それまで、黙って見物してた奴…。
「どけよ!!」
「ヒュー!!アキラのスイッチが入ったぞ!!あーこえーー!」
仲間の一人が茶化す。
……アキラ…って…?
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