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それぞれの熱い夜
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死ぬかと思った。
エドワード様の用意した、外国ではポピュラーだという脱毛方法で、彼の好みの状態にしてもらうことになった。
エドワード様の開いた容器の中には、松ヤニのような水飴のような、そんなドロリとした液体が入っていた。
なんだか、美味しそう。
興味深々で覗き込むと、別の容器も出された。
「ベビーパウダー?」
皮膚が濡れているといけないらしく、風呂上がりのぽかぽか状態でしっとりしているから、必要なんだって。
不織布をエドワード様がハサミでカットしていく。
線も引いていないのに、綺麗な長方形が幾つも出来てきた。
「エドワード様って、器用なんですね。」
ぜーんぶ、好き。
ぜーんぶ、憧れる。
おれの小さいソレも、可愛い可愛いって言ってくれて。
幸せすぎて、堪らなかった。
「準備出来タヨ。」
エドワード様が微笑んで下さって、おれはうっとりとなった。
「よろしくお願いします。」
ベビーパウダーは、必要だからと言われて、前、そして、股の・・・恥ずかしい部分にも、お尻にも既に叩かれている。
赤ちゃんの香りに包まれて、なんだか倒錯的。
次に、おれの自作の伸びかけた汚い三角に水飴みたいな液体を塗りつけた。
さっきの不織布が貼り付けられる。
パックみたい・・・。
のほほんと、そう思った瞬間。
ビリッッッ!!!!
「ぷぎゃーーーーーーーーーーー!!!!」
終焉とは、こうして始まるのか。
おれは、野田信長の本能寺の最期の夜が想像出来て、彼の心情が分かった気がした。
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晋作くんは、織田信長を野田だと思い込んでいます。
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