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困惑にしおりをはさみました!
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困惑
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ザリっ…
僕が温室に到着したと同時に、お目当ての人を見つけました。
僕「ふ……っ、……ふえっ………」
僕はその先輩のもとへよたよたと助けを求めに近づきました。
広瀬「……わ…っ、春くんっ!?ど、どうしたの………っ!?」
お花に水を上げようとしていた広瀬先輩が、泣き出している僕の存在に気付きました。
僕「ひっく……っ、ひ、ひろせせんぱ……っ、いたい………っ、いたいぃ」
僕は広瀬先輩にすがりました。
広瀬「えぇっ!?病気っ…!?ちょ、どこが痛いの…っ!!」
広瀬先輩は急に顔を青くして、僕の体を確認し始めました。
僕「ぅっ………、胸がチクチクするのぉ………っ」
僕がそういうと、さらに広瀬先輩は顔を青くしました。
広瀬「うそっ………、び、病院!!!」
先輩はワタワタとポケットを探り、携帯を急いでだしました。
僕「ぼ、ぼくっ……、萩野先輩見たら……っ、チクチクして、………いたい……っ」
119番をしようとしていた広瀬先輩が僕の発言を聞き、ピタッと動きを止めました。
広瀬「ん………?、萩野……?」
僕「……ふぇ……はい……」
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広瀬「………つまり、春くんは萩野がお昼に女の人と一緒にいるところを見て、それから胸がチクチクしだしたんだね?」
僕「………はい…」
あの後なんとか落ち着いた広瀬先輩は携帯をしまい、僕の話を聞いてくれました。
今日お昼に萩野先輩を見たこと、それから僕の胸が痛みだしたこと、これを聞いた広瀬先輩はどこかホッとしているようにも見えました。
広瀬「はーーーぁ……、焦ったー……、もう、春くん。病気かと思ったじゃん」
僕「……う…?僕、病気じゃないんですか………?」
広瀬「あーーー、そこがわかってない感じね。………はいはい、お兄さんが一肌脱いであげましょうかねぇ………」
僕が聞き返すと、萩野先輩はため息をつきました。
………僕、何かわかってないのかな………
広瀬「いい?春くん。」
僕「は、はいっ!」
広瀬「春くんは、萩野と居るとどんな感じ?」
僕「…えっ……と、ここがポカポカして、ふわふわってなって、萩野先輩がキラキラします……」
僕は胸に手を当てながら答えました。
広瀬「じゃあ、萩野に誰か恋人がいたらどう思う?」
萩野先輩に恋人………
僕はその情景を思い浮かべました。
僕「……ふぇ………こ、恋人っ………い、いたいです……っ」
広瀬「じゃあ、僕に恋人がいたら?」
僕「え………、広瀬先輩恋人居られるんですか……?」
広瀬「……はは。。うん。これもこれで悲しいな。。」
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