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270にしおりをはさみました!
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270
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氏原side‥
急に席を立つ康明を不思議に思って呼び止めるけど、彼はこちらを見向きせずにさっさと歩いていってしまう。
「康明、ちょっと何してるの......?
鍵閉めたら見に行けないじゃ.........っ?!」
振り返った康明はなんだか悲しそうな顔をしていた。
「......幸人。お前はしばらくココにいてもらう。」
急に何を言い出したのかと思えば、要するに康明は僕をここに閉じ込めたいらしい。
何でいきなり、どうして?
そう聞く隙もなく、近づいてきた康明に両腕をとられ、後ろでキツく結ばれる。
「ねえ本当に何してるの......?康明?」
「お前がどこにもいかないように。」
「どういうこと...っや、待って康明......!!」
僕の体を完全に椅子に固定すると、康明は準備室に消えて行ってしまった。
そして再び戻ってきた時、康明の手の中には真っ黒な袋があった。
「こ、康明...それ何...ねえ...?」
「ん?幸人を喜ばせる為のものだよ。」
「僕を...?」
「そう。」
嘘だ、そんなの。
康明の思惑がわからない。
仮に僕を喜ばせるとしたならば、今康明が取るべき行動はRickyの声がよく聞こえる場所に連れていってくれるとか、なんならRickyと会わせてくれるとかそういうことだと思う。
でも康明が今している事は、僕を化学室で縛り付け、
何が入っているかもわからない袋を
怪しく笑って見つめているという、
全く何を考えているのかわからない行為だ。
「良い子にしてろよ、幸人...。」
康明が袋から取り出したものを見て、僕は言葉を失った。
「や...いやいやいや待って、康明.........本気...?」
わかってる。
この顔の康明に何を言ったところで無駄だって事。
それでも僕はヤダヤダと身体を捩った。
康明が持っていたのは、多種多様な......
要するに、大人のオモチャだった。
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