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2にしおりをはさみました!
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浅葱とたかきよくんとたかきよくんのお父さんが帰った後に、僕は凛と一緒にお風呂に入った。
しろおじちゃんも入って来ようとしたけど、「狭いから銀ちゃんは待ってて」と、凛に洗面所から追い出されていた。
でも、凛に身体を洗ってもらって、僕も凛の背中を洗って、二人で湯船に浸かっていると、ガラリとお風呂場の扉が開いて、裸のしろおじちゃんが入って来た。
「はぁ…、やっぱり入って来た…」
凛が小さく溜息を吐いて、チラリとしろおじちゃんを見る。そして僕の頭を撫でて、「もう上がろうか」と苦笑いをした。
しろおじちゃんの脇を通ってお風呂場を出る。凛が僕の身体を丁寧に拭いてくれて、僕がパジャマを着ようとした時、お風呂場の扉が開いて、しろおじちゃんが凛を中に引っ張り込んでしまった。
扉を閉める前に僕を見て、「青藍、先に居間に戻ってろ。冷蔵庫にジュースが入ってるから飲んでいいぞ」
と言って、バタンと閉めてしまう。
しろおじちゃんも凛に身体を洗ってもらいたいのかなぁ…と首を傾げながら、パジャマを着て洗面所を出た。
居間に行き、冷蔵庫から紙パックのりんごジュースを出して、机の傍に座って飲む。ぼんやりとテレビを見ていると、真っ赤な顔をした凛と楽しそうなしろおじちゃんが、戻って来た。
凛は、僕と目が合うと更に顔を赤くして、冷蔵庫から水のペットボトルを出して一気に飲んだ。
はあーと息を吐く凛からペットボトルを奪うと、残りの水をしろおじちゃんが飲み干す。
凛の濡れた唇をペロリと舐めたしろおじちゃんを睨んで、凛が僕の傍に来て、横に置いていたタオルで髪の毛を拭き始めた。
「青藍、ごめんね。放ったらかしにして…。髪の毛、乾かそうか」
「いいよ?このままで。すぐに乾くもん。ねぇ、凛、どうしたの?顔が赤いよ?」
僕の髪の毛を拭く凛の手を掴むと、手まで熱くて、僕は驚いて凛の額を触った。
「おねつがあるの?大丈夫?」
「だっ、大丈夫っ!これは銀ちゃんのせいだから…っ」
凛の言葉に、僕は眉をしかめてしろおじちゃんを見る。
「しろおじちゃん、凛を泣かせたら許さないって言ったよっ」
「青藍、よく見ろ。凛は泣いてないだろうが。照れてるだけなんだよ。凛はいつまでたっても可愛いな…」
しろおじちゃんに言われてもう一度凛を見る。
赤い顔をしてるけど、確かに何だか嬉しそうにしている。
僕は、「夫婦ってよくわかんない」と呟くと、凛と一緒に寝るために、凛の手を引いて洗面所に向かった。
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