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おっぱいナイです、平らですにしおりをはさみました!
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おっぱいナイです、平らです
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「ふぇ…ぅえ?んっ…うえーんっ」
急に日向が泣き出して、抱っこしてた健が揺すっても背中トントンしても泣き止まない。
「……お腹空いてるんじゃね?」
なんか、そんな気がする。母親のカンってやつ?笑
「粉ミルク…でいいのか…?俺、流石におっぱい無いし」
「…出るんじゃね?吸わせてみれば?」
「はっ!?」
物は試しだなんて言いながら日向を俺に渡してくる。
まだちゃんとすわってない首を支えて抱っこして覚悟を決めTシャツを首まで捲った。
…あ、近付けてやんなきゃ。
日向を乳首に近付けると、勢い良く吸い付いて来た。
…ヤバイかも。
「んーく…んーく…」
「で…てる?」
「……で…てる」
驚くべき事に、乳首から白い液体が…!!
ありえねぇだろ普通!
愕然としてミルク…?をのむ日向を見るとちゅーちゅーといまだに吸っている。
「優、これ見て」
そう言って健が差し出して来たスマートフォンの画面に映し出された文字は…
「コウノ…トリ……が…赤ちゃん…授けます……?」
「ん、何件か例があるらしい…詳しくは分かってないっぽいけど……俺らの子供であることに違いはないっぽい」
…純粋に嬉しかった。
ちゃんと、俺の子供。俺と健の子供。
「あ、優…ミルク出るのは初乳だけだと」
「は?初乳?」
「そ、赤ん坊に免疫付ける大事なモン。それだけ出て後は粉ミルクだってよ」
「…ふーん、じゃあこれ最初で最後ってわけか…」
なんか、さみしい気もする…ってなに考えてんのかな俺。
「んく…んく……ぷはっ」
「……健、飲み終わったっぽい」
「したら、肩に手かけさせて背中トントンしてゲップやらせて」
「ほーい」
健に言われた通りに背中をトントンする。
「……けふっ」
「っぷぷ…可愛い、聞いた?今のゲップ」
「可愛いな 笑」
「あ…日向眠い?」
ぅーぅーとぐずって来た。なんか眠そうだ。
「よし、寝ろ!」
布団に仰向けに寝かせて胸のあたりをトントン。ぐずってたけどだんだん…だんだん気持ち良さそうにウトウトして来た。
瞼がだんだん閉じて行って……
「寝た…!」
「お疲れ様、優」
始めての育児が終わって降ってきたご褒美の甘いキス。
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