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18歳以上ですか?
バスケしませんか?にしおりをはさみました!
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バスケしませんか?
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ここにはもう、何度来ただろう?
テッちゃんの命日や、嫌なことがあった日、どうしようもなく悲しくなった日、苦しくなった日、辛くなった日、ここに来てはテッちゃんを励みにしていた。
ここにくれば、なにがあっても頑張れた。
もはや馴染みの場所だ。
「ここに来るのも、十六年ぶりです」
「そうなの?」
「はい。高尾監督と再会するまで来ないと決めていたんです。秀徳で監督していると知って、僕が秀徳でバスケ部に入るまで、再会しないようにと」
「なんで。もっと早く会いたかった」
「驚かせたかったんです。ドッキリですよ。ドッキリ」
「むー」
会えたからいいけど。
「高尾監督、バスケしませんか?」
「いいよ♪」
ようやく、戻ってきた。
俺の愛しい人。
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