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18歳以上ですか?
。にしおりをはさみました!
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。
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「今度はなんだぁ…?金髪くんじゃねえか?」
髪を搔きあげながら、ポケットに手を突っ込み、人相悪そうに廊下を彷徨く男。
久し振りに再会した翔は、翔だけど翔じゃなかった。
「彼の名前は理人。
他に僕が会った事があるのは、"さとる"という5才の少年と、多田"翔平"。まだ会ったことはないけど、他にもいると思う。」
淡々と、目の前の翔らしき男を紹介する兄貴。
翔が目の前にいるのに、珍しく兄貴は不機嫌そうにしていた。
……いや、翔じゃないのか?
り、理人って言ったか?
「…おい、無視すんじゃねえよ!!」
怒鳴り声に、らしくもなく肩が震えた。
声を荒げる翔は別人みたいだ。
普段なら、絶対にあり得ない。
「……えっと、ちょっと待って下さい」
俺は玄関のドアを開け、外に出た。
情報過多すぎて、1人になりたかった。
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