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後ろ向きと君の覚悟にしおりをはさみました!
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後ろ向きと君の覚悟
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「なっに、発情してんだよ!!」
「痛い痛い!!」
ぐいっと逸らされた体の隙間から逃げ出すと、俺はすぐに部屋の入り口付近まで走った。
お互い、はぁはぁと荒い息が漏れる。雰囲気をぶち壊すような子供向け番組の音がテレビから聞こえた。
「俺、絶対やらないから」
「ちょっとだけ付き合ってよ、収まりそうにないんだけど」
「無理! ていうか、人が寝てるのに始めるとかありえないよ!」
「最初は本当にその気じゃなかったんだって。でもさ、なんか、綴見てたら……ムラムラしてきて」
そう言われると俺が悪いみたいじゃないか! と思うがどうにか耐える。
無意識に京の股間に目がいって、それがやはり勃っているのがわかると、俺もなんだか熱くなってきた。
そういう気分じゃないのは本当だ。でも、なんか、俺も……。
「と、とにかく、お互い熱が冷めるまで離れとこう」
「え、綴ももしかして……」
最後の言葉が聞こえる前にドアを閉めて俺は廊下に出た。
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