アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
機械音痴 タプある 別ENDにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
機械音痴 タプある 別END
-
死ネタありです
続きからなので前の見てから見るとわかりやすいです
場面は、後編の最初からです
―タップside―
目を覚ますと、白い天井が最初に目に入った
あ「あ、タップ、目、覚めた?」
タ「うん…ここは?」
あ「病院…あのさ、急でごめん、タップ、話あるんだ」
タ「…どうした?」
あ「タップが………あの……
もうすぐ…死んじゃうん…だって…」
タ「……そっか」
もうすぐだろうとは思っていた
だから、最後は機械でも、話してくれる人が欲しかった
それが一日だけだったのが惜しいけど
あ「ごめん……多分俺がタップを走らせたから…」
タ「いいよ、あるにあのせいじゃない
元々、もうすぐ死ぬのはわかってたし」
あ「でも…俺のせいで…」
タ「大丈夫だって、人と、いや…あるにあと
話せただけでも俺は十分だから」
そう言って俺はあるにあを元気付けるが
あるにあは下を向いたままだ
タ「……あるにあがあんまり帰って来ない時
どうしよう、何かあったのかなって
思ったんだよね、こうやって誰かのことで
心配するのってなかったから、そういう体験が
出来ただけでも俺は嬉しい」
あ「でも、俺が早く帰って来れば
まだタップは生きてられた…」
タ「確かに、そうかもしれない
だけど、ずっと一人で寂しい思いをして
死ぬのよりは遥かにいいよ」
あ「けど…今は俺が居るだろ…?」
涙は流せないが、あるにあは
とても悲しそうな表情をしていた
機械には、感情は無いはずだ…なのに
タ「あるにあ、俺さ?小さい頃両親が死んでから
親戚から見放されたんだ、養子に出すにも
持病のせいで外に出れなくて、誰かの所に行ったり
人と話したり、仲良くなる事は出来なかった
けど、一人俺に話しかけてくれる人がいた」
あ「…………」
タ「でもその子、交通事故で死んじゃって、辛かったんだ
だからさ、少しの間でもあるにあと話せて
俺は嬉しかったよ、例えそれが一日だとしても」
あ「タップ……ごめんね……」
タ「謝らなくていいってwあるにあは
ずっと笑ってて」
あ「でも…」
タ「ほら、笑って?俺は笑顔で居てほしいんだよ
最初の友達記念日、悲しく終わりたくない」
あ「……」
タ「ね?」
あ「……ん…わかった」
そういって、ぎこちない笑顔で
笑うあるにあの顔が、俺の最後に見たものだった
〜機械音痴TRUEEND〜
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
19 / 42