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35にしおりをはさみました!
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「どう? 楽になったかな?」
「なんだろう…こころがフワッとしたよ!」
「ありがとう」の満面の笑顔で二人も安堵する。
日焼けした肌に黒髪の子が「剛祈」、銀色の髪で色白の子が「白夜」と名乗った。
「ぼくはみちるだよ、よろしくね!」
それからは、どうやって変身するのだとか、銀色の髪の毛を微かに入り込む陽の光にキラキラさせてみたりとか、尻尾を触りたいと言ったら快くモフモフさせてくれたりと、他愛ない会話をして楽しんだ。
「さぁ、もう暗くなるからお家にお帰り。」
「また変な奴に追いかけられたり、怖い思いをしたら俺等の所においで。」
「……あの人、また追いかけてくるかな…?」
「汚物を晒したまま行きましたから、今頃はきっと逮捕されているでしょう。」
「……? じゃ、もういないってこと?」
不安そうな花麗をギュッと二人が抱き締めてくれる。
「大丈夫。さぁ、気を付けてお帰り。」
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