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いじるにしおりをはさみました!
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いじる
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柚希には柚希という人格のほかにもう一つの人格がある。
その名を黒希といい、黒希は柚希の間反対の性格をしているのだ。
そのため、上司であり先輩でもある幹部をいじることもあるのだ。
*****
黒希が一人、廊下を歩いていると、チーノが歩いているのを見つける。
黒希「お、めんつゆじゃんw」
チ「いや、めんつゆ言うな!」
黒希のその一言で振り返り訂正を促すチーノ。
まあ、いつもこのように黒希はいじれる人はいじって行くのである。
黒希「まあ、別にいいじゃんか、めんつゆでww」
チ「よくない!!てか、どこいくんや!;」
チーノは呑気にそう言いながら、また歩き出す黒希に反論する。
黒希「ちょっと訓練でもしに行くんだよ。
お前は偶々居たからいじるために呼び止めただけだw」
チ「はぁ!?ちょ、それだけで人を呼び止めんといて...って、おい!」
チーノはさらに反論を続けようとするが、それには見向きもせずに
ツカツカと靴の音を立てて黒希は音を立てて歩いて行った。
*****
黒希は本来の目的であった訓練所に行くと、
先客があったようで、二つの影が見えた。
コ「ん?おぉ、黒希やん!!」
シ「ちょ、うるさいわ!俺の隣で大声出さんといてくれん!?」
黒希「どっちもうるせぇよ。流石チワワとポメラニアンw」
黒希は煽るように...いや、実際煽っているのだが。
コネシマとシャオロンに言葉を吐いた。
シ「誰がポメラニアンや!」
黒希「あぁ、そっか。シャオロンは不人気のほうがよかったなw」
シ「そういうことちゃうわ!!てか、うっさいわ!」
シャオロンは二重で煽られ、吠える。
黒希「まあまあwあ、そうだ。俺今から訓練するつもりだから、
相手してくんね?w」
コ「いやや!お前とやったら負けること分かっとるわ!」
黒希は柚希の別人格なだけあって、柚希と同じように人より超えた
戦闘能力がある。それに加え、柚希は基本好戦的ではないが
黒希は好戦的でどんどん攻撃をしてくるのだ。寸止めをされると
分かっていても恐ろしい。
黒希「ふーん?w軍人無勢様が二人係で俺に勝てないんだ~?w」
コ「そこまでは言うてないやろ!?」イラッ
シ「そこまで言うんだったら相手したるわ!」
こんな簡単な挑発に乗ってしまうのは少々腹が立つが、
そこまで言われてしまっては二人のプライドが許さないわけで。
結局訓練の相手をすることになった。
黒希にはこれも恐らく分かっていてやったことだろうから、
どこまで見透かしているのか...。
コ「じゃあ、とっととやろ!」
黒希「二人でかかってきていいぞ?w」
シ「腹立つわ~!!」
言い合いをしながらどちらともなく駆け出し、
三人は武器を相手に向ける。
一番初めに攻撃をしたのはシャオロン。
シャオロンは既に持っていたシャベルを黒希めがけて振り下ろす。
しかし、黒希には当たらず、そのシャベルの行き場は床になった。
次に攻撃をしたのは先程シャオロンの攻撃を見事に避けた黒希。
黒希はその軽やかな動きで避けた後、すぐにバールを取り出し、
今度は黒希からシャオロンめがけてバールを振り下ろす。
その攻撃にシャオロンは一瞬驚きはするものの、
軍人としての勘なのか、その早すぎる動きを避けた。
黒希「おおー、やるじゃんw」
シ「は!なめんな、よ!!」
黒希「なんだ、もうちょっと弱いものかとww」
シ「うっざいわぁ!!!!!でも。」
シャオロンは黒希の後ろを見てニッっと笑う。
何故こんな状況なのに笑うのか。それはシャオロンが向いている
方向にいるコネシマがそうさせているのだろう。
コ「後ろは取らせてもらったでっ...!!」
黒希の後ろにはいつの間にかコネシマが立っていて、
コネシマは剣を振り下ろす。
-勝ったっ...!-
二人は同時にそう思う。
しかし、これを全て黒希は見通していたかのように、
簡単に避け、それもまた簡単にコネシマの喉元
ギリギリにバールを当てた。
これには二人も流石にいつも通り白旗を上げるしかない。
コ「はー!負けた負けた!!」
シ「くっそー、またかよ!!」
黒希「軍人様が一般人に負けちゃってるじゃんww」
コ「いや、お前は絶対一般人ちゃうやろ!?って、お前ちょい待てや!
どこいくねん!?」
黒希が急にツカツカとどこかに行くのでコネシマは煽るだけ煽って
他のところに行かせまいと停止の言葉をかける。
しかし、黒希に止まる気はないらしい。
黒希「狂犬チワワと狂犬ポメラニアンの遊び相手をするのが疲れたから
ちょっと休憩室に行ってくるんだよ。」
コ「は!?誰が狂犬チワワやねん!!」
シ「狂犬ポメラニアンやないし!!」
黒希が立ち止まらなくてもキャンキャンといつまでも
コネシマとシャオロンは吠えていた。
*****
黒希は先程の宣言通り、休憩室に来ていた。
しかし、それより先に先客が居たようで声が返ってきた。
エ「あ。えっと...黒希さんですね。こんにちは。」
ロ「おお、今は黒希なんか。」
エーミールはニッコリと微笑み挨拶をし、
ロボロは確かめるようにそういった。
黒希「お、エミハゲとホビットじゃんw」
黒希はそれを無視し、まず煽ることにした。
何故かというと、それはただの黒希の気分である。
二人はその煽りが急すぎて少しだけぽかんとして黒希を見つめていたが、
徐々に反論モードになってきたのか反論をしだす。
ロ「うっさいわ!誰がホビットや!」
エ「エミハゲって;まだちゃんと髪ありますって!;」
それを聞きながら黒希は楽しそうに笑う。
これが彼の、黒希のとある一日である。
因みに、この日の柚希が戻った時柚希が誤っている姿が見られたという。
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