アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
我々は双子を怒らせたい 5にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
我々は双子を怒らせたい 5
-
楽しいはずだった酒の飲みかわし。
それはとある一点から発せられる黒いオーラによって阻止された。
一同は憂懼し、黙っているしかない。
もし喋ってしまえば殺されてしまうのではないか、
そう思うほどには空気にはオーラと共に殺気が混ざっていた。
どうしてこうなってしまったのか、それは少し前に遡る。
*****
柚夏に話を聞いた一同は言うが早いか、
柚希を誘うため柚希を探していた。
そして、容易く柚希はロボロによって見つけられた。
柚希「?、どうしたんですか?」
ロ「えっと、あのな?;」
柚希は要件を聞いてくる。
ロボロはそれに対して、今日お酒を全員で飲もうと
思うのだが来ないだろうかということを言った。
柚希は柚夏が言っていたように酒が弱いようで、
「でも僕お酒弱いので;」と断りの言葉を言ってきた。
もし本当に酒を飲むことだけが目的ならはいそうですかと
終わるところだが、今回はそれが目的ではないのだ。
ロ「いやいや!お酒飲めんくても居ってくれるだけで賑やかになるやん?
やから、来てくれんかなって...無理ならええからな?;」
控え気味に食い下がってみる。
柚希「えっ...ま、まあ、居るだけでもいいのなら...;」
すると柚希は居るだけで役に立てるならと一応了承してくれた。
その返事にロボロもホッとし、また夜にと返して去っていった。
そして夜になる。
外は暗く、時計は10時を指している。
いくつかの部屋の明かりは消え、静けさが暗がりを優しく包む。
その空間の中で、一際賑わっている一室があった。
ト「いやぁ、こんな大勢で飲むのなんか久しぶりやな~。」
鬱「ホンマ、な~。」
ゾ「ほら、コネシマァ!まだまだ残っとるぞ!www」
コ「いや、もう無理やって!!!;」
中では我々だの幹部のほとんどがやいのやいのと酒を仰ぎ、
笑いながら世間話を交わしている。
そんな中、一人酒を飲まずに賑やかな様子を微笑み見ながら、
眺めるのはお分かりの通り柚希である。
さあ、ここからが本番である。
グルッペンはタイミングを見計らい、柚希のもとへ近寄った。
グ「賑やかだなw」
柚希「そうですねw」
そう言葉を交わし、グルッペンは事前に持ってきていた自分が飲む酒。
そして、柚希に出そうとしていた水で割った酒を前に出した。
グ「確かお酒は飲めないと聞いたのでな。
水でいいのであれば持ってきたから飲まないか?」
柚希「えっと、じゃあお言葉に甘えて....ありがとうございます。」
そう言ってお酒を飲んだ柚希を見てどんな反応が来るのだと
キラキラした目で一同はそちらを見る。
そして....
*****
今に至る。
柚希は先程の朗らかさなどどこへやら、
見るだけで不機嫌そうなのは一目瞭然である。
もしも声を発し、少しでも動こうものなら殺されてしまうだろう。
そう思うほどにはその空気は重苦しく、恐ろしいものだった。
もはやガチホラーと化したこの場は地獄である。
あのグルッペンでさえ動けなかった。
そこでやっと柚希は動き出す。
急に動き出したことでその場にいた全員の肩が跳ね上がる。
しかし、今の柚希にはそんなこと知る由もなく、柚希は静かに
机に寄ったかと思うと持っていたコップを置き、その場を出て行った。
その瞬間周りに正常な空気が回り出す。
息をするのも耐え難かった空間に酸素が戻ってくる。
ひ「.........こ....こっわ!!!!!!;;;;;;;;」
鬱「こ、殺されるかと思た....;;;」
コ「それな;」
そのあとの幹部たちはすぐに怖さで解散となった。
*****次の日
柚希「あ、皆さん。おはようございます。」ニコッ
声を聞いた瞬間に一同の肩は昨日のように大きく跳ね上がる。
その光景に柚希は疑問符を作る。
シャ「お、おおーう!おはよ!;;」
ロ「お、おはよう、今日も早いな;;」
動揺のしようが尋常ではない一同に更に疑問符を増やす。
柚希はどういうことなのだろうと思うが恐らく
これは聞いても教えてくれないだろう。
そう思うと考える仕草を少しして、すぐに黒希を呼びだした。
黒希「....えっと、で、お前ら昨日なんか柚希にした~?」
一同は顔を見合わせると、黒希に昨日会ったことを話した。
その結果、黒希の反応は。
黒希「お前ら柚希に酒飲ませたの?wハハハハハwwww」
イラッとするほどの爆笑だった。
黒希「柚希には酒は飲ませないほうが良いぞ?wあの時の柚希怒らせたら
お前らの選択肢は死ぬか逃げるかくらいしかないし、あの柚夏が
逃げるのが大変だったとか言ってるくらいだから、お前らには死しか
残ってないぞ?ww」
笑いながら説明され、少しイラっとしたものの、
内容を理解し一同はサァッと青ざめる。
あの時何かをしてしまっていたらどうなっていただろうか?
想像しただけで恐ろしいものである。
そんな様子を見て、黒希はまた爆笑した。
*****
グ「結論、柚希には酒を飲ませるな。」
-----
おまけけけ☆
柚夏にお酒を飲ませてみた。
ゾ「柚夏。水飲まへんか?」
柚夏「水~?みず~!飲む~!」
.....
柚夏「?、これ水じゃないよ~?」
ゾ「え?;」
ゾ「な、何で分かるんや...?;」(小声)
柚希「あ、柚夏は0.1%以上は水で割っても匂いで分かるんですよ;」
コ「いや、どこの犬やねん!!;」
ショ「いや、先輩も犬っすよ。」
*****
0.1%以下にした場合
ゾ「水飲まんか?」
柚夏「水~!!飲む~!」
.....
飲んだ。
柚夏「...うぅぅぅぅ~~~~。」(コップ飛ばす)
ト「うわぁ!?コップゥゥゥゥ!?!?!?;;;」
柚希「よっ、と...危ない危ない。」
鬱「冷静やな!?;」
柚希「慣れたもんですよ~。」ニコッ
チ「これに慣れるとかあるん?;;」
しばらく続き....。
柚夏「スー....スー....」
柚希「ふぅ...あ、じゃあ部屋に運んできますんで」ニコッ
キィー、バタン。
.....
.......
ロ「なんか、机まで投げてなかった!?;」
シャ「しかも、柚希はそれとって、元の位置に戻して
行ってなかった!?;」
オ「あれはヤバいやつめう!高速やったし!;」
グ「諸君....あの双子には酒を飲ませないこととしよう;」
一同「ハイル・グルッペン;」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
27 / 41