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バレンタインの日の双子にしおりをはさみました!
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バレンタインの日の双子
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みらん>大分遅れてますが...。
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2月14日...。
バレンタイン。
それは女子から男子へチョコを上げる日である。
と同時に火神兄弟(主に柚夏)によってカオスなことが起きる日である。
今年も火神兄弟はバレンタインに向けてお菓子作りをしていた。
柚夏「ことしは皆のぶんいっぱい作らなきゃだねー!!」
柚希「そうだね。というか、柚夏は作るもの決まってるの?」
楽しそうな口調でそういう柚夏とテキパキと必要なものを
そろえる柚希は我々だ軍の調理場に立っていた。
本当は自分たちの家で作るはずだったのだが、
急にこっちに仕事が出来てしまい、家に帰れる状況でもないので
此処を借りることにしたらしい。
材料はもうそろっており、道具はこれまた軍の方から借りたものだ。
柚夏「んーとねー!きめてなーい!
だから、いろんなものつくるのー!」
柚希「そっか。俺は簡単にクッキーとかガトーショコラ、
マカロン、シュークリームあたり作ろうかなって思ってるけど」
最後の2つは簡単にと言う言葉にそぐうのか疑問なところではあるが、
柚希はそう言いながら使う材料と道具を用意し終える。
柚夏はそれを聞いても何を作るか決める様子はない。
しかし、材料は渡す人が増えたため、いつもの倍以上あるのだ。
いくら作っても大丈夫だろう。
柚希と柚夏はそれぞれでお菓子を作り始めた。
*****
数時間経った頃、双子の前にはたくさんの御菓子が並べられていた。
そのお菓子は二人が作ったもので、作るのが難しいものから
簡単なものまで様々だ。
しかも、パティシエでも何でもないただの趣味程度にしている
はずなのに商品にできそうなほど綺麗で、このお菓子たち全てが
簡単難しい関係なく一回で成功しているのだから驚きだ。
ただ一つを除いて...。
柚希「ねえ、柚夏。」
柚夏「あいあい!!」
柚希「何でこれ作ると毎回毎回変な生き物になってるのかなー?;」
柚夏「わかんない!」
それはただチョコを溶かして固めるだけという一般的な
バレンタインのチョコの作り方。
しかし、その手順を踏んだと柚夏がいうその物体は、
明らか生きている何かの生物のような、でも何の生物かと
問われれば困ってしまうようなものだった。
本当にチョコを溶かして型に入れて固めただけだと柚夏は言うが、
本当にそうなのか怪しい。
まあ、柚希もその場にいて、普通に手順を踏んでいたのは
見ていたので嘘ではないし、第一柚夏がそんな嘘を吐ける
とも思わないのだが...。
何故他のものは普通に...いや、普通以上に作るのに
これだけはこうなるのか...。
柚希「はぁ...まあ、これは後でどうにかするかぁ...;」
もう諦めるしかないと思いつつ、
作ったものを包む作業に移ることにした。
ラッピングは青赤白黄色、緑紫ピンクオレンジ...。
様々な色が用意され、まるでパレットの上のような光景だ。
いくつもラッピングされたお菓子の袋には誰に渡すようなのか
名前を書いて分かりやすくする。
その名前の中には幹部や家にいる人たち、友人と様々だ。
その数は数十個。
これだけで柚希と柚夏がどれだけの人と関りがあるか分かるだろう。
柚希「さて、渡しに行くか」
柚夏「あーい!」
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