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大好き! 2にしおりをはさみました!
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大好き! 2
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そっと拓斗の頬に触れた。
拓斗の、びっくりした顔が間近にある。
驚いていた拓斗は、ベッドの上に勢いよく倒れた。
拓斗の身体の上に乗っかる状態になった蒼太が、ガバッと顔だけ動かす。
『してやったり!』だ。
いつまでも、このまま何も無しなんて許さない。
自分を、その気にさせたんだから。
「蒼、ちゃん…えっ?えーっ!」
拓斗は顔を真っ赤にしながら、蒼太の唇が触れた左頬を、震えた左指でなぞっていた。
「夢…じゃない」
「だな~!で?拓は?」
拓斗の身体の上に乗っかりながら首を捻る自分は、かなりあざといと思う。
「蒼ちゃん!大好き!キスしたい、です!!」
それを聞き、おもむろに蒼太は目を閉じて唇を突き出す。
「…ん」
(なら、自分からキスしろよ)
お膳立てをすると両手で蒼太の肩に触れて、そっとキスをしてきた。
「んっ」
チュッと鳴ったリップ音が、やけに大きく聞こえた。
「…俺も、たぁくの事、大好き」
自分でも驚くほど甘ったるい声で、告白の返事をした。
その返事に拓斗は、嬉しそうに何度もキスをしてくれたのだった。
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