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一(はじめ)にしおりをはさみました!
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一(はじめ)
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俊輔を責めないで
俺が望んだんだ
かわいいんだ
真も迅もえみりも
産後ってさ、ホルモンバランス変わるらしくて、俺最近どんなこども見ても、かわいくてかわいくてならないんだ
こういうのってきっと、男のままなら知らなかった感情だ
だから…ありがたく思ってるんだ
こんなこと言われて、言い募れるわけないじゃないか。
でも今、真横にこうして一がいる。
一のコロン。
金の髪。
涼やかな瞳…
一!!
抱き寄せようとしたとき、それはいきなり起こった!
髪がバサッと伸び、身体が柔らかく丸くなり、胸には形のきれいな…
昂まっていたものが一気に萎えた。
俺は真性だ。
女では勃起しないのだ。
このままいると眠ってしまうから、行くね。
立ち上がる。
こういうことを想定してだろう。
ユニセックスの服装だったのはこのせいだったのだ。
立ち去ってゆく女の一を見送りながら、俺は切歯扼腕しつつも、
しつつも…
頭の中は真っ白だった。
入れ替わってシキバが帰ってきた。
男の身体。
男の匂い。
さっき果たせなかった分まで身体が反応し、俺は一晩中、シキバを求め続けた。
満ちない。
満ちない。
ただ肉体だけ満ちてゆくだけ。
俺は空っぽで、
本当に空虚で、
怒りは自然に今泉に向いた。
幸せにするって言ったくせに。
幸せにするって言ったくせに。
幸せに…
起きたら純ちゃんがいなかった。
僕はものすごい不安にかられた。
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