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朝にしおりをはさみました!
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朝
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夜は安静に眠れた。
朝は時計を見ると夜中の3時。
ドアを見る。
「逃げれるかな・・・。」
理緒を起こさない様にそっとベッドから出る。
ドアに近付く。
『ガチャッ』
開かない・・・。
「何をしている・・・。」
ビクッと肩を揺らす。
『ギシッ』
ベッドから出る理緒。
「出ようとしたのか・・・?」
眉間にシワを寄せる理緒。
少し怖い・・・。
背中にゾクリと鳥肌が立つ。
「許さない・・・。」
一歩一歩と僕に近寄る。
『ドンッ』
肩を押される。
「いったぁ・・・。」
「何が痛いだ、言っただろ。俺から逃げられないと。」
勇気を振り絞って言う。
「退いて。」
「ほう?よくここまでされてこんな口が叩けるな。良い度胸だ。」
更に顔を歪ませる。
僕も負けじと睨む。
「何だ?誘ってるのか?」
「馬鹿言わないでよ、イラつくんだよ。」
「そうか。」
会話が終わり、ピリピリした空気が緊張を高める。
「嫁が旦那に逆らうんじゃない。」
「残念だね、理緒の事は旦那として見てないよ?」
僕は馬鹿にするようにフッと笑う。
すると頬をつねられる。
「いひゃっ!」
「何だ?俺を侮辱する口はこの口か?それともこの口か?」
「はなへっ!(離せ。)」
痛くて目に涙が溜まる。
「ほぉ、その顔もたまらんな。」
「はぁ!?へんひゃい!(変態。)」
「男は変態だ。」
肩を掴まれてない方の手で理緒を叩く。
『パシンッ』
「いっ・・・。何をする。」
「退いて、逃げないから。ソファーに座ってテレビ見るだけ。」
「でも逃げようとした事は真実だ。」
「ドアが開いてるか確認しただけだよ。」
「じゃあドアが開いていたらどうするつもりだった?」
「遊びに行く。ここにいても暇だから。」
「お前の顔と体型じゃ他の男に取られる。」
「じゃあ理緒が一緒に居れば良いじゃん。」
全く、理緒は学習能力ないな。
「言ったな?」
「言ったよ。」
「分かった、出掛けたい時は俺に言え。俺と一緒に出掛ける。」
「分かった、ほら退いて。理緒まだ眠いしょ?寝てて。」
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