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朝にしおりをはさみました!
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朝
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「彩月のおかげで目が覚めた。」
僕の隣に座る理緒。
リモコンを持ってテレビをつける。
『○○ニュースです。今日2:50頃、双葉彩月さんが行方不明になりました。警察は・・・。』
「そう言えばこの前大家さんに1ヶ月分の家賃出せって言われたんだ。」
「しょうがない、俺が何とかしよう。」
6:30ーーーーー
日が出てきた。
「何、理緒会社行くの?」
スーツを着始める。
「あぁ、一応社長だからな。」
「僕暇なんだけど。」
「一緒に来るか?」
「うん、行く。」
ガチャッとタイミング良くドアが開く。
ネクタイに時間を掛ける理緒。
閉められないのかな?
今まで誰に閉めて貰ったんだ?
「そんな見栄張んなくても閉められないなら閉めて言えば良いじゃん。」
ネクタイに手を掛ける。
「あぁ、悪い。」
ネクタイを閉める。
「さぁ、行こうか。」
手を出される。
「僕の着替えは無いの?」
「あぁ、そうだった。はい、これ。」
タンスの上から赤いズボンと白いYシャツを貰う。
「赤好きなの?」
「あぁ、好きだ。」
だから僕の目にも興味があったのか。
ベッドの中に入って着替える。
「着替えくらい見せてくれたって良いじゃないか。」
「変態に見せる趣味は無い。」
ーーーーー
「終わったよ。」
「そうか、じゃあ行くぞ。」
そして手を出される。
「何、この手。」
「逃げないように手を繋ぐんだ。」
「繋がなくても逃げないよ。」
「せめて少しでも俺は彩月と繋ぎたい。」
眉を八の字にしてしゅんとする理緒。
「はぁ・・・。分かったよ。」
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