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手作りにしおりをはさみました!
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手作り
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「あれ?仕事は?」
「今日は休みだ。」
そうなんだ。
「朝食食べよ、冷蔵庫の中の材料で作ったから。」
僕、これでも料理出来ます。
「そうか、嫁の手作りとは良い物だな。」
もう『嫁』には突っ込まない事にした。
「いただきます。」
待てよ。
「理緒、何で『いただきます』言わないの?」
「前にも言わなかっただろう。」
「他の人が作ったのは良いけど僕が作ったのぐらい言ってよ。」
「・・・分かった。いただきます。」
朝食の時間がこんなにも幸せな時間だとは思わなかった。
『いただきます』だけでこんなにも嬉しいとは。
食事を口に含む。
朝は手を掛けて和食だ。
「美味い。」
ドクン
自然に口が綻ぶ。
「そう。」
理緒も笑ってくれた。
ーーーーー
暇だ。部屋の掃除でもしようか。
でも部屋綺麗だしなぁ・・・。
理緒は何か僕の膝でゴロゴロしてるし。
テレビつまんないし・・・。
暇だから理緒の髪をくしゃくしゃする。
気持ち良さそうに目を細める理緒。
可愛い・・・。
「どうしたんだ彩月。」
「暇だから面倒見てるの。」
「気持ち良い・・・。」
「そう。」
会話終了。
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