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冷徹な目の青年の過去3にしおりをはさみました!
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冷徹な目の青年の過去3
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「あまり長くなかったのにこんな子を引き取るなんて‼︎」
毎日、毎日
お婆さんは僕に暴力をふりました
そして暴力だけでなく言葉も…
「妖なんて」
「嘘つき」
「なんでこんな子」
「気持ち悪い」
その子はお婆さんに妖の話はしていませんでした
お爺さんとのこっそり聞いていたらしいのです
しかし妖が見えることを気持ち悪いと言われたのは初めてでとても悲しくなりました
「妖はみんないい子なのに…」
お婆さんが出かけて一人になるとその子は一人で泣きました。お婆さんの前で泣くとまた怒って殴るからです
前は両親のことで泣いていると必ずお爺さんが来て頭を撫でてくれました
しかし今はお爺さんがいません
またその子の心に傷をつくりました
そんなことが続いてその子は笑わなくなりました
妖達が近くに行っても笑顔を見せてはくれません
その子が中学生になった時まわりの家が通報したのか警察が来ました
お婆さんが虐待していたのがバレたのです
しかしまわりの人はその子を憐れみの目で見てこう言いました
「あの子は冷徹な目。可哀想な子」
その子はまた施設に入りました
それから数年
その子は施設を出て一人暮らしを始め
そしてその子は
高校生になりました
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