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18歳以上ですか?
23にしおりをはさみました!
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…ってそんなこと考えてる場合じゃなくて、
「お風呂行こうか。一応体は軽く拭いたんだけど、後ろの処理はしてないから気持ち悪いでしょう?」
「…」
まるで、"そこまでしたのに何で中の処理はしなかったんだ"とでも言いたげだ。
分かりやすいなぁ壱椰は。
「ほら、立てる?」
手を差し出すと、壱椰はそれを無視してベッドに手をついてゆっくりと立ち上がった。
壁に手をつき、ゆっくり歩きながらお風呂場に向かう壱椰の後ろを僕は着いて行く。
ぎこちない歩き方に、初めてだったのに可哀想だったかなとほんの少し思いつつも、後悔は全くしていない。
お風呂場に着き脱衣所でガチャンと音が鳴った。
視線は足元に向く。
お風呂に入るのには鎖の長さが足りなかった。
「これ外せよ」
「どうしようかなぁ」
「はぁ?ふざけんなよ」
「壱椰、僕はここで処理してもいいんだよ?」
「っ…お前…」
僕のことを睨む壱椰。
そんな視線も僕は…
「そうだなぁ…ソレ、外してあげる代わりにキスして?」
「嫌だ」
「じゃあそのままでいいんだね?」
「っっ…」
嫌だと即答した壱椰に僕は笑って問う。
すると壱椰は唇を噛み締める。
そして僕のことを再びキッと睨み付けると、胸倉を掴まれ、そのまま触れるだけのキスをされた。
今の壱椰は脅しとはいえ絶対してくれないと思ってた。
呆然としてると壱椰が苛立ちを隠さずに言う。
「ほら、したんだから早く外せよ」
「あ、うん。ちょっと物足りないけど今は許してあげる」
ポケットから鍵を取り出し、鎖とバンドを外してあげた。
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