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最悪な出会い 05にしおりをはさみました!
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最悪な出会い 05
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篠原の話はなかなか頭に入ってこない。
ただただ耳の中を通り過ぎていくだけ。
「あれ??先輩、話聞いてます??」
「あ、あぁ…。」
俺は、適当に返事をした。
「ま、そんなことはどーでもいいんですけどね。先輩は先輩ですから。」
そう言った篠原からは黒い笑みが浮かんだ。
「それで、本題なんですけど、俺の言うことも聞いてくれますよね??」
「それは…」
正直、こいつとは関わりたくない。
でも、中学時代の写真が…
あれが学校中にばらまかれたら…
学校中に知れ渡ったら…
確実に俺の学校生活は終わりだ。
「いいんですか??そんなこと言っても。先輩が言うこと聞かないって言うんだったら、この写真ばらまいてもいいんですよ??」
「っ!!」
予想はしていたが…
直接その言葉を聞くとさすがにきつい。
仕方ない。
俺の楽しいスクールライフを守るためだ。
どうせ、『ジュース奢れ。』とか『俺の宿題しろ。』とかそんなもんだろ。
「わかった。言うこと聞くよ。その代わり、おまえも俺の言ったとおりちゃんとした学校生活送れ。」
「さすが、会長さん。」
そう言った篠原は、また黒い笑みを浮かべた。
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