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F-1009 カエデ・F-1010 モミジ(10)にしおりをはさみました!
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F-1009 カエデ・F-1010 モミジ(10)
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ローションを足しながら後孔を広げるように指を動かすと小さく喘いだ。さっきまで萎えてしまっていたそこは少しだけ熱を持ち始めた。
「ねえ、本当は四つん這いのほうが楽なんだけど、このままがいい?」
「このまま、してほしい・・・。」
キュッと力を籠めなおして、しがみついて離れようとしないカエデを少し持ち上げてベッドの端に置いておいた細めのディルドを手に取る。ローションをつけて、その先端を後孔に当てると、くぱっと少しだけそこが開くのがわかった。
「そのまま深呼吸して・・・大丈夫。」
呼吸が落ち着いてきたところでグッと先端を入れると、初めは力が入ったが難なく飲み込んだ。ビクビクと体を震わせるカエデを軽く支えながら奥や、浅いところをかき回す。一点を掠めた時、高い声が上がった。
「今の、よかったの?」
「なん、か・・・急に・・・」
「ここ?」
「あぁっ」
上へ上へ逃げようとするのをいいことに、目の前に来た乳首を甘噛みして刺激をすると、俺の着ていた黒いTシャツに白い液体が飛び散った。
「俺の許可なく出したんだ?」
「あ・・・ごめ、なさ・・・あぁっ」
カエデは手を突っ張って抵抗するが、腰を支えている俺の腕と後ろを責めている手から逃げられず泣くだけとなってしまっていた。思ったより乳首が敏感で舐めるだけでビクビクと震え、甘噛みするといい声で啼いた。
「いあっ・・・やだっ、いぃ、いあ・・・っ」
「乳首、気持ちいい?」
「いやだあ・・・っ」
「嫌じゃないでしょ。ちゃんと言ってごらん。」
「や、ただ・・・も、いや・・・っ、は、あん・・・っ」
カエデの出したもので俺の服はぐちゃぐちゃだった。感じすぎてわからなくなっているのか、会話が成り立たない。俺の声が聞こえているのかいないのかわからないが、グズグズと泣いて嫌だ嫌だとうわ言のように言うだけだった。
「むり、むり、やだ・・・っ、も、いやっ・・・ん、んっ」
「まだイけるでしょ?」
「いあっ・・・んんっ、あ・・・やだっ」
カエデの言うとおり、量も少なく色も薄い。兄弟揃って体力がない。後ろも愛撫をやめ、ディルドを引き抜くと力が抜けたようにもたれかかる。
「カエデ、寝ないで。お風呂行くから。」
「うん・・・。」
肩を揺らすが反応が薄い。顔を覗き込むと目は開いているものの眠っているかのようだった。
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お風呂を上がってぐったりしているカエデをひとまずソファに下ろすと、キュッと裾を掴まれる。振り返るとあの時見た諦めたような悲しい顔で笑っていた。
「モミジに、会いたい。」
すぐに分かったと言えなかった。そうだね、と言い残しその場を去るしかなかった。いつもそばにいた人が急に目の前からいなくなると計り知れない不安が遅い、孤独を感じる。それは痛いほどよくわかる。モミジに会わせることはできるとはいえない。それはこちらの問題だけではないからだ。リクマが良いと言わなければ会わせることができない。離れてまだ一日。あまりにも早すぎるのだ。
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