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ポジティブという名のネガティブ21にしおりをはさみました!
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ポジティブという名のネガティブ21
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「くすぐったいから嫌？」
そう聞いてくるりんたろーさんの顔は、俺の顔とキス寸前の近さにある。
手で隠そうにも、俺の両手はりんたろーさんの手と繋がれていて動かせない。
ねぇ何なのこれ？
もう強引にでもいいからしてくれよ！
はぁ……
こうして考えている間も、りんたろーさんは時折俺の頬や額に優しくキスをしてくれる。
りんたろーさんの優しさと、砂糖を大量に口に入れられているようなこの甘ったるい空間に、俺の頭はおかしくなりそうだ。
「嫌、じゃない…ですけど……」
考えた結果、この言葉しか出てこなかった。
こんな曖昧な言葉しか言わないから、りんたろーさんは俺に合わせて先に進まずにいてくれるんだと思う。
"嫌じゃないからしてほしい"
そう言えばりんたろーさんも気にしず出来るんだろうけど、なかなかサクッと言える言葉ではない。
少なくとも俺にとっては。
「本当に？」
そう聞いてくるりんたろーさんの目は真剣で、俺は
「うん…」
と小さく返事をすることしか出来ない。
「優しくする」
そう言ってりんたろーさんは、俺の唇に唇を重ねた。
舌が入ってきて、上顎を優しくくすぐられたかと思えば、舌を絡められる。
さっきもしたはずなのに、なんかやばい。
俺りんたろーさんとのキス好きかも。
気持ちいい…
そんなことをボーッとしてきた頭で考えていたら不意に、俺の中心が服の上から揉まれた。
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