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7Kiyoakisideにしおりをはさみました!
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7Kiyoakiside
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「此処が、溟護か。」
「宿を探してきます。」
「宇衛、もう敬語はいい。」
「了解。」
宇衛とわかれて、俺は調査に向かう。
取り敢えず、浜辺周辺から。
「綺麗な海だな。」
「おい、兄ちゃん。どうしたんだい?」
美しい海に魅入られていると、若い男に声をかけられた。
「あまりにも、海が綺麗でな。」
「そうかい。ここの綺麗さは、何処にも負けねぇからな。」
自慢げに、話すその人は浅黒く焼けていて海の男って感じだ。
「少し、訊ねたいのだが。」
「なんだい?」
「ここへ、血矢という男がやってきただろう?」
「っ!お前、アイツらの知り合いか?!」
男は急に顔色を変え、凄まじい形相で胸ぐらを掴もうとする。
「澄耀!」
そこへ、宇衛が来て その者を突き飛ばす。
「大丈夫か?!澄耀!」
「あぁ...大丈夫だ。」
「おい!滉音を返せ!」
「...俺達は、血矢の仲間ではない。そして、其者は一体誰だ?」
「滉音は、俺達の家族だ!なのに、アイツらが攫ったんだ!」
宇衛と顔を見合わせる。
血矢への手掛かりが掴めそうだ。
「...詳しく話してくれないか。」
男は、その日のことを話し始めた。
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