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誘拐にしおりをはさみました!
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誘拐
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今日、俺は誠二の部下に連れられて見知らぬところに連れて来られた
しかも移動中の車内で薬を使われて眠っていた
運悪く誠二も居ないし、いつもの護衛も居ない
俺を誘拐した奴は、最近組に入った新入りで俺は今回初めてしゃべった
名前も知らない
俺の考えでは、こいつはどこかの組のスパイで誠二の弱みは俺だと思って誘拐したと考えた
俺はバカだけどそれ位の状況把握は出来る
一刻も早くこの場から脱出しなければと思ったが、俺を囲むように黒スーツに身を包んだ体格の良い男たちに囲まれてしまった
俺がいくら喧嘩慣れしていたとしても勝ち目はない
ヤクザの喧嘩と俺の喧嘩では比べ物にならない
しかも相手がどんな武器を持っているのかわからないと手も出せない
(早く・・・早く来てくれ・・・誠二!!!)
自分に何度も大丈夫と言い聞かせた
「おい、久遠組組長を呼び出せ!!」
俺をここまで連れてきた奴に言われた
「誠二がそんなことで来ると思っているのか?
お前の考えは甘すぎるよ・・・
誠二は俺が死んだとしても気にはしない
仕方ないと思って終わるくらいだろ?」
「なんだと!!?
こいつを黙らせろっ!!
どんな手を使っても良いっ!!」
そして俺を囲んでいた男たちは俺が逃げられないのを良いことに俺を押さえつけて腹に何発も殴り、蹴りを繰り返した
「う゛っ・・・・ぐっ・・・ゲホっ・・・・」
こんな時なのに妊娠してなくて良かったと思ってしまう
良かった・・・子供がいたら誠二はきっと死ぬまで苦しみ続けてしまうから・・・
自然と涙が溢れてきてしまった
男の中に一番体格がいい奴が俺の腹に精一杯の力を込めて蹴りを何発も入れた
「う゛・・・・ゲホゲホっ・・・・う゛えっ・・・・」
臓器がダメージを受けてしまい吐血してしまった
やばい・・・俺、もうダメかも・・・・
そんなことは気にせずに男は未だ強烈な蹴りを入れてくる
もう血しか吐いていない
助けて・・・・・誠二・・・・・・・・
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