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49にしおりをはさみました!
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49
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「………い…ぃ…よ…」
震える唇でそう呟いた。
恥ずかしさにいたたまれなくなっていると、短いキスが降ってきた。
「っ…ふぅ…ン…」
唇が離れると、上月はこつりと額を突き合わせて
「足、痛かったら言って……もうちょっと後ろ、慣らすな」
唇が触れそうな距離でそういった。
「う、ぁっ!!」
すぐにつぷりと後ろに指が入り込む。
前と同じ異物感
だけど、なぜかわからない鈍い快感が俺を蝕んで、自然と息が上がっていく。
「っ…ふ…んぅ…ッ」
唇を噛んで息を詰める。
そうでもしていないと嬌声を上げてしまいそうだった。
そんな我慢もいつまでも続くわけではなくて、
「あッん!!!」
上月の指が例の一点をかすめた瞬間、口から喘ぎ声が漏れた。
「うぁっ、だめ、やぁっ…!!」
自分のものとは思えない嬌声。
止めたいのに、上月が指を増やしてなんどもその一点をこするせいでたまらず声が漏れ出すのだった。
「すっげ…なかうねる…」
「んッ…ン!そ、れ…やだぁっ…」
この快感から逃れたいのに、いじられればいじられるほどにきゅんっと締め付けてしまって、余計に上月の指の感覚がわかってしまう。
骨張っていて
長くて
太い
上月の指
「あ、はぁっ…!ひ、ンッ…」
上月の指が入っている、その確かな感覚を覚えるほどに頭の中もぐらぐらして溶けてしまいそうだった。
気持ち…よすぎて、頭おかしくなる…
「あッ!ンんッ…!!や、ぁ…!」
ダメ…ッ…またイきそう…
体が絶頂を目の前に痙攣し始めた時、上月は指を俺の中から引き抜いた。
「あ……」
イク寸前で指が引き抜かれてしまった後ろは、ただ一つのものを欲して疼く。
この恐ろしいほどの快感が怖くて
自分でも信じられないほど乱れてしまっているのが恥ずかしいのに
欲しい…
上月に触れられている嬉しさに体の奥からどうしようもない欲望が湧き上がる。
お願い
「…そろそろいいよな」
お願い…
早く…
「ベット汚せないから、今日お前にもゴムつけるな」
はやく…
「…やく」
「ん?」
「…は、やく…っ…きて…」
「っ!!!」
たどたどしく言葉を紡ぎだした後、息を飲んだ上月に唇は塞がれ、俺たちは息もままならないほどの激しいキスを交わした。
「はッ…はぁ…こ、づき…」
「ッ…あんま、煽んなって…んッ…!」
そのまますぐに上月が入ってきて
また俺たちは一つに繋がった。
「ッああ"…ひっ!!こ、うづきぃっ…!!」
「たちばなッ…!」
ググッと押し込まれる上月の勃起したそれは熱くて熱くて、その熱で溶けそうになる。
「は、ぁっ…う、…うぅッ…」
前と同じ、大きくて熱い上月のもの。
お腹の中にぴったりと隙間なく上月が入っていて、それがもう泣きそうになるくらいの多幸感を俺に与えた。
「…ッ…キッツ…」
ゆるゆると動かされれば、奥の気持ちいいところに、こつりと当たる感覚。
「うぁ…あっ…あっ…」
上月のものが当たるたびに声が漏れた。
「奥…ッ気持ち、いい…?」
「そ…れ、だめぇっ…あ…ぅ」
「だめ、じゃなくて…こういう時は、気持ちいいって…いうんだよ…ッ」
ぐずぐずに溶けていく頭の中に上月の熱っぽい囁きが快感を植え付ける。
「ほら…っ…きもちい…?」
上月が出し入れをより深くすれば、手前のいいところをコリっと押しつぶされながら、奥が少し強く抉られる。
そのたまらない快感は頭を麻痺させて、羞恥心すら徐々に溶かすのだった。
「あう、ぁっ…!や…!!いい…からっ…いい、きもちい…!」
俺の言葉に満足したかのように、上月は出し入れを繰り返した。
「あ、あぁッ!ひ、やっ…!?あぅ…アッン!」
きもちいいっ…
快楽と上月とつながっている幸福感からもう頭がどうにかなりそうだった。
俺を見下ろす上月を見つめれば、すぐに優しいキスの雨が降ってきて、それはもうたまらなく甘くて幸せだった。
キスの後離れた上月も快感に顔を歪ませていた。
ああ、俺の身体で上月が悦んでくれているのだ
その事実がどうしようもなく胸をぎゅっとさせる。
「こうづきっ…」
縋り付くように上月を抱きしめる。
もっと上月と触れ合っていたい、その湧き上がる愛しい欲に素直な体は動いた。
「ッ…たちばな…!」
「あ゛っ…ふぁッ!?」
ぴったりと体をくっつけたまま揺さぶられると、上月のペニスがより奥まで貫いた。
全部が上月でいっぱいになるようだった。
強い甘い痺れが身体中を駆け巡る。
激しい熱情に心も体も満たされていく。
「ああ"ッ…!んぁ…アぁっ!!」
上月の律動がはやくなる。
全てがふっとんで目の前の上月以外考えられない。
でも、それでも足りなくて、
もっともっとと強請る欲深い自分を俺にはもう止められなかった。
もっと、
もっと上月が欲しい
上月の全部が欲しかった。
「アッ…!こぅ…づきッ!きすっ…きすもっと…!な、まえ…よんでぇ…?」
意識が飛びそうになりながら、必死でしがみついて、甘くねだるとすぐにキスが降ってくる。
「んッ…はる…!…ッ」
貪るような激しいキス
「はるっ…ッは、る…」
キスの合間に必死で呼ばれる名前
どうしようもなく満たされて、また絶頂にのぼりつめていくのがわかった。
「こ、づきっ…ッン!も、イくッ…イッちゃぅ…!!」
「おれもっ…いっしょに…!」
更に上月は激しさを増して、俺のいいところを擦りあげながら奥をつきあげる。
「ア"ァっ〜〜!!!」
最後は奥を思いっきりつかれたと同時に乳首を強く吸いあげられ、この上ない絶頂に達して欲望を吐き出した。
「あ……ぅ…は…」
腹の中もじんわりあったかくなり、上月がいっしょに果てたことがわかった。
「っ…は…る」
優しい声で名前を呼ばれて、優しくキスされた。
「ん…ふ…ぅ…」
これ以上に甘い幸せを俺は知らない。
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