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俊凌 ※凌くんが病弱設定です (シリアスバージョン)にしおりをはさみました!
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俊凌 ※凌くんが病弱設定です (シリアスバージョン)
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にぃちゃんは、隠しているつもりだったのだろうか。
俺は、生まれてからずっとにぃちゃんの弟だ。にぃちゃんが何を隠してるかとかも、全部わかる。
にぃちゃんは昔から体が弱かった。外でも遊べなくて、学校にも行けてなかった。
でもある日、にぃちゃんは、少しだけ身体が元気になって、俺と遊べることが増えた。にぃちゃんは、すごい幸せそうな顔をしていた。
この間までは。
後から、俺がいない時に、にぃちゃんが倒れて運ばれたってパッパから聞いた。
にぃちゃんは、翌日家に帰ってきた。
俺はものすごい勢いでにぃちゃんに駆け寄り、にぃちゃんを心配した。
にぃちゃんは、笑って『大丈夫、心配すんな』って言ってたけど、俺は気づいてしまった。
にぃちゃんの顔から、幸せが消えた。
あんなに、幸せそうな顔をしていた。まるで、生きていることが幸せだと、顔で語るように。
そのにぃちゃんの顔から、幸せが消えたんだ。
俺は、その瞬間、全てを悟った。
もう、にぃちゃんは、長くは生きられないんだと────。
俺は、何も言うことが出来なかった。
そのまま、3ヶ月の時が過ぎた───────
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