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出会い④にしおりをはさみました!
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出会い④
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ベッドから起き上がり、シャワーを浴びに浴室へと入る。
歩く度に、ドプリと最奥に注がれた精子が溢れ出して流れ落ちる。
慣れ親しんだ温もりと肌の感触。
自分の身体はきっと、小関さんの型に作り変えられている。
シャワーを浴びながら溜め息を吐く。
(そろそろ潮時なのかも知れない…)
ぼんやりと考えていた。
すると浴室のドアが開き、小関さんが入って来た。
「ちょっ……小関さ……んぅ!」
強引に唇を塞がれ、結局、浴室で後ろから貫かれた後、湯船でも散々に泣かされて意識を失った。
目を覚ますと、小関さんが申し訳無さそうに僕の髪の毛をゆっくり撫でて
「和哉…すまない。」
と、そう呟いた。
「小関さん、何かあったんですか?」
ゆっくりと身体を起こして訊いた僕に、小関さんは悲しそうな笑顔を一瞬浮かべると
「しばらく…会えない」
そう答えた。
「え?」
ベッドから降りて振り向くと
「まぁ…ひと月だが…。しばらく、地方に行かなければならなくてな…」
タバコに火を付けると、小関さんはいつもの表情に変わる。
シャツを着ながら
「そっか…。お土産、待ってますね」
と笑顔で言うと、後ろから小関さんに抱き締められる。
「浮気しないで、良い子で待ってろよ!」
頭にキスを落とされ、その手がゆっくりと離れた。
タバコの匂いと、小関さんのコロンの香り。
大好きだけど恋愛とは違う。
『相馬』
僕はまだ、晃さんの声を…笑顔を忘れていない。
身支度を整えて小関さんとラブホから出ると、丁度、学校へ行く高校生と目が合う。
かなり爽やかなイケメンで、僕達を見て嫌悪感丸出しの顔をした。
(まぁ…そんなもんだよな…)
僕はこの時、気にもしないで彼とすれ違った。
これが…僕と一条海との最初の出会いだった。
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