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18歳以上ですか?
聞きたくないにしおりをはさみました!
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聞きたくない
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「うん、見たまま…じゃなかった、聞いたまま」
「あ、あぁ」
一葉兄ちゃんが頷く。なんとなく変な目で見られてるのは、たぶん駆のこと抱きしめたままだからだと思う…。
だって駆から離れようとしたらすごい恨めしそうな目でこっち見てくるし…この部屋寒いから多少は暖をとれるけど、正直ちょっと邪魔。
「最初の方は断片ぐらいで内容はあんまり…同意がどうのってのと、歩が二葉のこと口に出した程度かな」
二葉兄ちゃんのこと言ってたの聞かれてたんだ。結構声は抑えたつもりだったのに…。
ていうかこの家壁薄いの思い出した。まぁ…聞こえちゃうよね。
「……」
一葉兄ちゃんが喋ってる間は、できるだけそっちを見て頷きながら先を促す。
だって駆ずっとぼくの顔見てきて怖い。
「……で、好きとか…あー、抱いたら…って聞こえて、そっからすぐ俺が見つかったと」
「…」
駆が腕に爪を立てる。痛いよ、服の上からでも爪はやめて。
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