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追及
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さすがにおかしいと感じた俺は、小早川に直接聞いてみることにした
昇降口で靴を履き替える小早川を見つけ、声をかける。
「小早川、ちょっといいか?」
「ああ、土方先生…なんですか?」
いつも通りの温和な雰囲気で、俺に返事をする小早川を見て違和感を感じる。
「……内海のこと、なんか知らないか?」
「いえ、何も」
俺の問いに、ピクリとも動じず穏やかに答える。
「恋人だろ?本当に何も知らないのか?」
「ええ。むしろ俺が知りたいですよ」
「………その割にはやけに落ち着いてないか?大事な恋人がいなくなったっていうのに」
そう言うと、小早川は少し眉毛をピクッと動かし警戒するような口調で喋り始めた。
「………何が言いたいんですか」
「……小早川、本当は何か知ってるんじゃないか?」
オブラートに包んでいたが、ここは率直に言った方がいいと判断し、小早川にストレートに言う。
「…知りませんよ、本当に…ね」
そう言って小早川は昇降口から出て行った。
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