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中間考査の結果にしおりをはさみました!
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中間考査の結果
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展開がはやい?大丈夫、元からだ。
中間考査も終わり、もう結果も帰ってきている。
なぜ中間考査時の話を書かないのかと言うと、ネタが無いから。
テストの時のことを長々と書いて誰が面白いと感じる。
特に大した事件も無かったし。
何より、訂正やら何やらで色々とクラスをまわっていたため1年1組の様子を知らない。
そしてそのテスト結果はというと・・・まずまず、だ。
クラス順位もギリギリだが最下位では無かった。
うん、良かった。
だが驚いたことに、1年1組の中での順位の一位はなんと鈴原斗真。
あいつ、頭良かったんだな。
佐藤もそれなりの点数だった。
そしてあいつは・・・
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・なぁ篠村」
「・・・はい、何でしょうか、小林先生」
やっぱり甘かった。
様子見なんて。
バイトなんぞ無理やりにでも辞めさせるべきだったのだ。
「今回のテストの結果、言ってみろ」
「え?っと・・・古典が18で、現代文が26で、数Ⅰが71・・・」
長いので省略しよう。
つまり数Ⅰ以外すべて赤点である。
「・・・お前、進学したくねぇのか?」
「はあ!?んな訳ねぇだろ!」
いや、逆ギレされても・・・
「バイト、辞めろとは言わねぇからせめて減らしたらどうだ?」
「・・・・・・」
「大学資金のためだとはいえ、卒業出来なきゃ意味ないだろ」
「・・・そう、だよな」
あれ、素直、と思いながら俺はその方が良い、と言った。
だがバイト時間を減らしたからといって今までのツケが消される訳ではない。
「篠村」
「ん?」
「お前、今日から補習な」
「は・・・はあ!?つか今日かよ!」
うん、予想通りの反応だ。
「言っとくが、お前に拒否権はないからな」
「まじかよ・・・って、え?俺一人?」
「そうだ」
「はあ!?なんで」
篠村は理解出来ないみたいなので俺は説明した。
「篠村、一年は全員で何人いる?」
「知らん」
即答かよ。
「・・・一年は全員で200人いる」
「へぇー、そうなんだ」
「・・・知らなかったのか。じゃあお前の今回のテスト順位は?」
「知らん」
「・・・・・・。テストの日、休んでた奴の人数は?」
「知らん」
「・・・・・・・」
辞めよう、アホらしくなってきた。
「一年は全員で200人、そのうちテスト当日に休んだ奴は2人、そして、お前の今回の順位は198位。意味、わかるな?」
「・・・なんて?」
「・・・わかりやすく言うと、お前は最下位ということだ。だから、お前のみ補習」
すると篠村はあからさまに嫌そうな顔をした。
こちらとしてはむしろ感謝して欲しいのだが。
「・・・ん?じゃあ補習すんのって俺と小林だけ?」
「おい、まるで俺も補習受けるみたいな言い方辞めろ。俺は教える側だ」
「二人ですんの?」
「文句あんのか?」
「・・・・・・」
「?」
何故か沈黙する篠村。そして、
「し、しょうがねぇな」
「は?」
「行ってやるよ、補習」
「・・・なんで上から目線なんだよ」
と、いう訳で、二人(教える側と教わる側)は補習をすることになった。
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