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嫌いなやつ5にしおりをはさみました!
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嫌いなやつ5
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活動が終わって圭吾と二人で家に帰った。
やっとリラックスできる……
自分の着替えと、圭吾用に置いてある着替えを準備する。
「圭吾〜…俺もう無理だわ……」
着替えながら圭吾に声をかける。
「どうしたんだ?」
「今日紹介した実習生いたじゃん?あれ昔からの知り合いなんだけど…出来れば関わりたくないんだよなあ…」
簡単に言うとそういうことだよな?
「へえ、何かあったのか?」
何か……いや別に何かされた訳ではないんだろうけど………
「アイツ、兄さんが好きなんだ。」
そう、それで俺に精神的ダメージを与えるという嫌なやつなんだ!
「それはないと思うけど…」
呆れたように圭吾が言う。
どうしてそう言い切れる!
「兄さんは天使だから誰にでも好かれてしまうんだ………」
俺がしっかりガードしないと……
「お前ほんと残念なイケメンだな…」
残念でもいいから兄さんとお付き合いしたいなあ……
「夕飯出来た、食べよう。」
焼き上げたばかりの肉を圭吾の前に置く。
「うわっ、マジで良い肉じゃねーか!」
喜ぶ圭吾を見てやっぱり選んだ肉は間違って無かったと思った。
「兄さんと食べる予定だったからね。」
「俺で悪かったな…」
そういうつもりじゃ、無かったんだけど。
「悪いとかそんなこと言ったつもりは無かったな…兄さんの次は圭吾と一緒に食べたいと思ったんだよ。」
とりあえず弁解する。
「モテるやつは言うことが違うな」
圭吾がネガティブモードに入ったら面倒なんだよなあ………
話題変えよっ、と。
「圭吾もモテたいならヨガでもする?」
「ヨガ?なんでいきなり…別にモテたくもねえし。」
「今ハマってんの」
「お前……ハマってるからって俺に押し付けるのやめろよ………こないだだってコーヒー1日に何杯も飲まされたし……」
よし、これで大丈夫。気が逸れたみたいだ。後一押しで完璧。
「いーじゃん、やろうよ〜ヨガ〜」
「仕方ねえな………」
そのまま流れでヨガした。
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