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婚約指輪にしおりをはさみました!
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婚約指輪
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実は婚約指輪の歴史は、紀元前1世紀の古代ローマにまでさかのぼるらしい。
当時は結婚よりも婚約が重視されていたため、結婚を約束した恋人同士は婚約の儀式を行っていたそうで、その儀式の際に強い結び付きを示す鉄で作ったリングを贈っていたことが、婚約指輪の始まりといわれている。
これが時代とともに金素材のものが主流となり、そこに"永遠に輝きを失わない"との気持ちを込め、ダイヤモンドなどの宝石類が添えられるようになった。
これは当初、王族や貴族などの一部の特権階級の慣習だったが、19世紀頃に一般人市民へと広まった。
日本に婚約指輪の風習が伝わってきたのは西洋文化が流入し始めた明治時代で、そこからプロポーズで婚約指輪を贈るという習慣が根付いたとされている。
では古代ローマ時代ほど婚約が重視されているわけではない今の時代に、なぜ婚約指輪が必要なのか？ それは、婚姻届けを出して法的に夫婦として認められる結婚と違い、婚約には法的なルールがないからだ。
そのため、結婚を決めた男性の気持ちを婚約指輪という形ある物で相手に伝える為に送り、それを受け取って指にはめることで、互いに結婚を誓い合った証明となる。
'んーっ！よく寝たっ'
ある日の事。目覚めた俺はいつもの癖でベッドの上で１つ大きくのびをした。
、、そこまでは普段と変わらなかった。その視界に入った手に光るものを見つけるまでは。
'は？はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ？'
'はよ、朝から賑やかだな。'
うん。これは確信犯だ。
'これ、、、指輪っ、、、'
'フルオーダーだから少し遅くなったが、婚約指輪だ。'
ふっ、、フルオーダー？
なんだか全体に光っているのはダイヤモンドに見える。確か婚約指輪は給料3ヶ月とか聞いた事があるけど、橘さんの3ヶ月、、、
とてもじゃないけど俺、学生の分際でこれは、、
しかも、着けてて不注意で落としたらなんて考えたら恐ろしくて
'ん？気に入らなかったか？サプライズにしたくて勝手に俺の趣味でデザインしたからな、、
なんなら、作り直すか？それとも遅くなって拗ねてるのか？'
ひーっ！！そうじゃないんですってば！
作り直すなんて、、、早く誤解を解かないと
'いっ、いや。全然気に入ってます！とても。
本当にありがとうございます。でも、この指輪、、相当値が張りますよね？
とてもじゃないけど学生の分際でこれは、、ね。
しかも、着けてて不注意で落としたらなんて考えたら恐ろしくて'
'なんだ、そんな事。
気に入らなかったかと思って心配したぞ？
それに、落としたらとか言うが、フルオーダーだ。警察に届けようが質屋で換金しようが持ち主はすぐ割れる。心配するな。
それに、学校に着けて行けるようにチェーンも買ってある。気に入ったなら着けてくれ。'
'はい。ありがとうございます、着けさせて貰いますね？'
'そうしてくれ。いつも俺の代わりに奏のそばに'
チュッ
左手を取られて指輪にキスする橘さん。
ん。大切にしようっ！
いつも、いつまでも、、、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
橘さんの給料3ヶ月分のフルオーダーの指輪、、
奏でなくてもビビりますよね？
まぁ、実際には3ヶ月分ではないでしょうけれど。
因みに、イメージは実在する
Van Cleef ＆ Arpels (ヴァン クリーフ ＆ アーペル)の指輪です。
(実際のお店の婚約指輪はセミオーダーのみのようですが、、橘さんが金にモノ言わせてフルオーダー。)
このブランドの指輪に込められた詩的な創造的でロマンティックな世界が素敵で華麗で大好きです
もし、興味がございましたら是非HPがありますのでご覧下さい❤︎（not案件w）
まぁ、私なら貰ったら困って箪笥の奥ですね。汗
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