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噂の… 光sideにしおりをはさみました!
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噂の… 光side
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あの後2時間ぐらいかけて絵を完成させた。
大きな伸びをしてエプロンを片付ける。
「あふ、もう夕方か。」
元気よく走り回る小学生、部活帰りで買い食いしている中学生や、高校生。
夕方の商店街はいろんな光景が見れる、それを見るのも楽しい。
「さて、絵を商品棚に入れないと。」
今、描き終わった絵をしまおうとした時、
________
「あのっ、」と
声をかけられた。
なにかと思い後ろを振り向くと、昼絵を買ってくれた顔の整った男だった。
「は、はい。なんでしょうか?」
キョドり気味に反応してしまった。
(人と話すの苦手なんだよチクショウ!)
そんな事を胸にしまって、男の目を見る。
背はとても高く、何度見ても惚れ惚れしてしまうような顔立ち。ここを通った女性たちもキャーキャー言っていた。
黙って男の方を見ていると、
「私、ここの会社で働いているものです。」
と言い名刺を差し出してきた。
見ると今巷で有名になっている、『竹取グループ』の名刺だった。
『竹取グループ』とは、八十年くらい前に建設された会社で主に貿易関係の会社だったんだけど、一回倒産しかけて危ない時期があったらしい。立て直したらしいけど。んで、社長が最近変わったとか何とかって。
名刺には、
『竹取 登』と書いてあり、
(ん?今の社長の名前って____
「えっ?社長?」
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