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真実のAI4にしおりをはさみました!
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真実のAI4
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辿々しく俺の顔を見ながらあの時のことを話す凪斗。
全部誤解だったんだ…
何やってんだよ俺…恥ずかしい
礼人が信じてやれって言ってたけど、本当にその通りだった。最初から信じてあげられていればこんなに凪斗を悲しませなかったのに。
凪斗の背中に腕を回して思いっきり抱きしめる。凪斗も頭を俺の肩に擦り付けながら両腕を背中に回してくれる。
癖っ毛でふわふわの髪の毛がかかる耳に唇を付ける。ビクッとする仕草にふと笑みが零れしてまう。
「凪斗」
「なぁに、棗」
「好き」
「俺は大好きだよ?」
「はっ、俺だって大好きだっつーの」
「へへ、棗より好きだもんねー」
ふへへと笑う凪斗が凄く愛おしい。さっきよりも抱きしめている腕に力がこもる。
「…俺、まだまだガキかもしんねぇ…」
「…うん」
「嫉妬とか…、すぐ怒ったりとか。」
「うん」
「けど、凪斗のことすげぇ好きだから。俺のこと信じてほしい。俺も凪斗のこと信じてるからっ…」
「棗、こっち見て」
背中から手を外し俺の頬を両手で覆う。
俺はそんな凪斗の突然の行動に驚いていると、何か言おうと言葉を発する前に唇を塞がれた。
「んっ、…ちゅ…」
「…はぁ、棗…
俺も棗のこと大好きだし信じてるから。」
あぁ、
幸せすぎて死ねるかも。
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