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237 side葵にしおりをはさみました!
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237 side葵
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side葵
「これ何」
「〇〇寺って言ってね、今から150年前に建てられたんだって
この建物の特徴は木の組み方でね」
真慕の為に下調べは万全。
建物を見て「わぁ」と小さく感動したらしい彼に聞かれて予め調べておいた建物の歴史を口にする
「全然何言ってるか分かんない」
「え」
「それよりあっち行こ。真慕」
ふい、と顔を背けられたと思ったら絢ちゃんに真慕を連れて行かれた
「へぇ、それで？」
「別に聞いてくれなくていいです」
せっかくだし教えて、という先輩にからかわないでくださいとこのお寺の特徴が書かれている4つ折りのパンフレットを渡した
少しいいところを見せたかったのを見透かされたようで気まずい
しかも真慕興味なさ過ぎたし。俺ただ詳しくて面倒くさい人みたいになって恥ずかしい。
少し離れたところで絢ちゃんと一緒に飾られた絵馬を見て「変なお願い」なんてふたりして馬鹿にしてる
まぁ、楽しいならそれに越したことなんてないのだけれど。
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