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「ウイルスを退治できたから話を戻すが、お母さんは蓮の名前を朝子って名前にしたかったんだが、お父さんが猛反対して、お前は蓮になったんだ」
「だって名前は大事だからね!」
そう笑顔で言う父親の仕事はミステリー作家だ。
ペンネームは浅漬朝夫。
ペンネームは大事にしなくてもいいのかな…?
と、幼心に俺は思っていたけど、俺はコクンと頷くだけ。
父親はいつもどんな時でも笑顔だった。
まるで、俺に笑顔を教えるかのように…。
「蓮、そろそろ寝る時間だよ」
父親は母親とは正反対の性格で、優しくおっとりとした人だった。
俺は大きく頷いて、寝室に行ってベッドに入る。
「今日は、組長の女を読んであげるね!」
俺が寝る前の本の読み聞かせは父親の役目。
いつも父親の書いた小説を読み聞かせてくれる。
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