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18歳以上ですか?
IIN 服屋にしおりをはさみました!
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IIN 服屋
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「先輩これとかどうですか?
シンプルだけど、とってもカッコイイですよ」
「いいと思う」
「あ、この服もいいですね。どう思います?」
「いいと思う」
「もう先輩、ちゃんと聞いてますか?」
「…」
さっきからずっとこの繰り返しだ。
俺は服へのこだわりがあんまり無い方だから、適当に自分に似合うものを買ってきている。だから服のことについては人並み以下の知識しか持っていないと思う。
「…もしかして先輩って、服にあまり興味がないんですか?」
「そのもしかしてだけど」
そう言うとストーカー君ががっくりと肩を落とした。
しかしすぐに、気持ちの悪い笑い声がかすかに聞こえてくる。
「お前何笑ってんだ?」
顔をかしげながら言うと、そいつは急にこいつの俺の両手を掴んできた。
「じゃあ、俺色に先輩を染めてあげます!」
あ、こいつもうクソだ…。
そう思った瞬間だった。
このあと、俺の友達こと幸久が声をかけてくるまで意味不明の妄想は続いたのであった。
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