アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
好きにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
好き
-
校門へと向かい曲がろうとしたら、
「斗蒼様!」
「っ!な、七海っ…。なんで…!?」
「斗蒼様のご様態が悪いと学校から連絡があったので。」
…くそ。余計なことしやがって…!
「さぁ、行きましょう。斗蒼様のお部屋は準備できてますので、後で着替えて下さいね。」
「…おう。」
「朝から具合悪かったのですか?」
「えっ、あ、あぁ、まぁ。」
「なんで言ってくださらなかったのですか?」
「大丈夫かと思って…。」
「…あんまり私に心配をかけないでください。具合悪いと聞いたとき、倒れそうになりましたよ。」
そ、そんなに…!?
「でも、無事で何よりです…。」
なんでそんな顔で笑うんだよ。
安心しきったような顔で俺に笑いかけんなよ。
家までの距離がとても長く感じた。
その間、ずっと俺の心臓は高鳴ってうるさかった。
「斗蒼様、着きましたよ。動けますか?」
「あぁ、大丈夫…。」
「……やっぱり、心配なので、部屋まで連れていきます。少し待っててください。」
「えっ、あっ大…丈夫……なのに…」
今更嘘なんて言えねぇ……
嘘だなんて言ったら、さすがの七海も怒るよな……
今日1日、頑張るか…
「お待たせしました、斗蒼様。さ、参りましょう。」
「…おう。」
いろんなことがぐるぐる回って頭がパンクしそうだ。
こんな近くに七海がいる……
あ"ぁ"!もう!
なんでこんなにしおらしいんだよ!
俺らしくねぇ!
自分の中で葛藤していると、段差に躓いてしまった。
「わぁっ!」
「っ!……大丈夫ですか?」
「……あぁ、なんとか………っ!」
な、なな七海っかっかか顔が、ちっ近っ!////
「ちっちちっ…」
「ち?」
「近ぇんだよバカ!!/////」
「ぶっ!!いつもこのくらいじゃないですかぁ〜…」
い、いつもこんな近くに七海がいたっけ?
だ、だめだ、思ってなくても意識してしまう…。
「斗蒼様、顔が赤いですけど、大丈夫ですか?」
「っ!!?だ、だだっ大丈夫!だ!問題ない。」
「……ちょっと失礼しますね。」
「ん?何…?っわぁ!?」
俗に言う、お姫様だっこ?をしてきた。いや、された。
「ちょっ!ちょ、ちょっと!な、何してんだ!降ろせ!!」
「ダメです。静かにしてください。斗蒼様は『病人』なんですから。」
あっ…そうだった。俺、風邪を引いてるっていう嘘ついて早退したんだった。
「着きましたよ。」
―――――カチャン
「ん!?い、今、カチャンって「気のせいですよ。」
なにかすごく笑顔なんですけど。
しかも目が笑ってないし。
「斗蒼様。あなた、仮病使っているでしょう。」
「つ、使ってない。」
「嘘。暴れる程元気ですし、熱もなければ風邪も引いてない。」
うわぁ…。早速バレましたー。
「間違ってますか?」
「……いいえ。」
「…なぜそんなことをしたのですか?」
「いろいろ悩んでて、これじゃ授業も頭に入ってこないって思ったから。」
「……すぐ相談してくだされば良かったのに。」
お前関係だから無理に決まってんだろ。
アホ。
「心配、したんですからね。」
といい、ベットの上に座らせてくれた。
「とにかく、もう、しないでくださいね。」
七海はのぞき込むように俺の顔を見てきた。
「〜〜っ!///ち、近ぇっつってんだろ!///」
俺は立ち上がり、ベット中に潜った。
「…斗蒼様、私はいつも通りですよ?なぜそんなに言うのですか?」
「い、いつもこんなんじゃないだろ!」
いいや、多分いつもこんくらい近いはずだ。
「…斗蒼様。」
耳元で囁くとか反則だろ!
「っ!く、来るなよ!これは命令だ!」
「その命令は拒否します。」
「んな!やめろ!んんっ!」
あっさりと唇を奪われた。
「なぜ私にこんな拒絶っぽいことをするのですか?」
「してない!!」
「…ふぅ。また、嘘をつくのですか?お仕置きですね。」
「なんっんんっ!んやっあっんんっ!」
乳首を触られ、下の方も熱を持ち始めた。
「言わなきゃ、ずっとこのままですよ?」
「ぜったいにっ…い、わなっい…んあっ!」
「往生際が悪いですね。」
既に固くなったそれをなんの躊躇いもなく取り出した。
「嘘をつく悪い子には目隠しをしましょう。お仕置きもつけて、ね?」
七海は自分のネクタイを外し、俺の目を隠し、俺のネクタイも外し、先走りで溢れてるソレの根元に巻き付け、イケないようにキツく結ばれた。
「やぁっ!これやだっんんっ!ふっんんっんあっ、んんぁっ!」
七海は俺のを扱き、絶頂まで持っていこうとする。
「やぁっ!イっちゃ!あぁっ!んやぁぁぁぁ!!!」
「斗蒼様、「バカ!!」…は?」
「拒絶してるわけじゃないんだよ!!」
「じゃあなんで…「お前のことが好きだから、好きだから…うぅっ…グズ、どうしていいかわかんなかったんだよぉ…!」
「…っ!」
「なんで、こんな形で言わなきゃなんねぇんだよ…!」
「ごめん…。」
目隠しを外してくれて、後ろを向くと、七海の顔が見えた。
「斗蒼。好きだよ。」
「……知ってるっつの。」
「斗蒼は?」
「何が。」
「俺の事、好き?」
「好きじゃねぇよ。」
「えっ…!?」
「……大好きだ、バカヤロー。」
「ふっ…、ありがとう。」
やっと、伝えられた。
なんか、スッキリした…
「じゃぁ、俺と斗蒼は恋人同士ってことだね!」
「おう。……てかさ、お前、さりげなく斗蒼って呼んでんじゃねぇよ。
敬語じゃなくなってるし。」
「えー、ダメですか?」
「……仕事が終わったらなら、許してやらなくもない。」
「っ!早く終わらせて、斗蒼様のお部屋に行きますね!」
「あ、あと、お、俺と、2人っきりのときも……その…」
「っしゃ!恋人万歳!斗蒼万歳!
俺、やっぱ斗蒼の執事で良かった。」
「…うるせぇ。改めて、よろしく。
け、け、け…」
「?」
「慧……。」
「っ!斗蒼、ちょうどイイ格好してるからヤろ。」
「えっ!?ちょ、まっ、アッー!」
俺らは、晴れて恋人同士になりました。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 49