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120.俺のせい2にしおりをはさみました!
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120.俺のせい2
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「辰兄携帯!」
「おう!!」
俺が真彦に携帯を渡すと、真彦は器用に扱って、連絡先を素早く登録した。
現代の子ってすごい...
「なぁ、、、まずいと思う?部屋から勝手に出てきたし、それに携帯取ってきたんだけど...」
「ん〜まぁ、バレなきゃ大丈夫じゃね?今帰るとバレるから4じぐらいに帰れば?」
「4時?朝じゃん!!てか、バレるだろ...」
「風呂はいっとけばいいんだよ。朝風呂してたーとか言うの。」
「あーね。」
若い子はほんと頭柔らかくて羨ましいわ。
「てか、辰兄、夏芽に携帯預けてるならすぐ音信不通になるんじゃん...交換した意味...」
「...まぁな。だけど、もしかしたら使えるかもだから...あと、念の為にさっき電話番号メモ帳にメモしたし。」
「え...メモ?」
「うん。固定電話とか使えるだろ?」
「あーなるほど!辰兄かしこ!」
「まぁな!」
それは...こっちのセリフだけどな。
「今の子って携帯ずっといじってるけど何に使うんだ?」
「ゲームとか、あとは漫画読んだり。」
「へぇ、漫画。何読むの?」
「...え?」
「ん?」
「...男なんだから...察してよ?」
え...ええ!?もしかして...エ○本?
小6...どうした?小6!!
「...早いな...」
「俺は人より成長が早いから。」
「へぇ。ちなみに、男女のやつ、?」
「なわけ。俺ゲイだから。」
ゲゲゲ...ゲイ!?!?小6で、そんな感情芽生えんのか?
ほんとに怖ぇ。
「そのそれじゃ...好きな子とかいるのか?」
「...ん〜今は...?でも、そのうち...辰兄のこと奪いに行くかも!?!?」
「え!?」
「辰兄フリーなんでしょ!?」
あっ!そうだ...引っ越した後に付き合ったから真彦には言ってない。
「その...ね?夏芽...と付き合ってるん...だ」
「え!?」
「だから、、ごめんね?」
「あー、いや。それは冗談だから。えーそうなんだ!夏芽と?夏芽なんかと...ねぇ。」
冗談か。良かった。てか、夏芽なんかって...笑
その後、俺は馴れ初めなど、真彦が質問してきたことには全部答えた。
過去のことも全て。
そして、、時計を見るともう4時だった。
「やばっ。もう帰んなきゃ。」
「うん。辰兄またね?」
「うん。」
「ばいばーい」
「おう。」
「(本当はね...冗談なんかじゃなかったんだよ?)」
そうしてようやく俺は、家に帰って浴室へと向かった。
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