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31にしおりをはさみました!
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31
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「そんな…急に言われても…。」
戸惑う宵宮の前で、獣はその場に跪き、すっと獲物を見上げた。…凛とした眼差しに、宵宮の心が揺れる。
「簡単なことだよ。美月チャンが今、肌で感じている熱をオレに見せて欲しい。美月チャンのとっておきのストリップショーで、オレをその気にさせて。」
「す、ストリップって…!!」
かぁ~っと顔を赤くしながらも、宵宮はやや躊躇い…結果、震える指先を一番上のボタンに手を伸ばす。
「…こういうの、今までやったことない、から…。」
しどろもどろになりながらも、言い訳する。獣は柔らかな眼差しで、うんと力強く肯定してくれる。
「大丈夫。美月チャンの“初めて”、オレちゃんと目に焼き付けるから。」
「そういう変なプレッシャーをかけるのは、やめてくれ…。」
ぷつり、と一番上のボタンを外す。次のボタンに手をかけたところで、獣の目が獰猛に光る。
「…ああ、美月チャンの肌、本当に白いね。きっとシルクみたいに、感触も滑らかで、オレが撫でた先から薄桃色に染まっていくんだろうな。」
「実況やめろよな。」
二つ目のボタンを外す。獣は双眸を静かに細めていく。
「…うん。鎖骨が見えてきたね。指を這わせたら、くすぐったそうに首を竦める表情まで鮮明に思い描けるよ。」
「…お前、言ってて自分で恥ずかしくないのか。」
嫌味をぶつけつつ、三つ目、四つ目と立て続けにボタンを外していく。
「ふっくらした二つの乳房も柔らかそうだ。鷲掴んで揉みしだいて、色っぽい声をその喉仏から奏でて欲しい。」
五つ目のボタンを外しながら、獲物はあまりの羞恥に瞳を伏せる。…無意識に腰が反応しそうなほどの低音で囁く、朝倉の声が獲物の劣情を絶えず逆撫でする。
「…ほう。はだけたYシャツから、乳首が見えてきたね。へぇ??乳輪が真っ赤に染まっている。…Yシャツの布地の上からでもわかるほどツンと硬度を増して…。」
ちらり、と未だ膝を立てたままの男は夜の相手を上目遣いで見た。
「…もしかして、さっきのキスで乳首勃ったのか??」
「~…っそんなんじゃ!!」
怒りの指先が、どうにでもなれとばかりに六つ目のボタンを穴から押し出す。はらり、と肩にかかっていた布地が外れかかる。上半身が、裸に近い状態になっていく。
「腹筋に手を滑らせるのも心地よさそうだ。唾液で濡れ切った舌を這わせて、どこがよく感じるのか探し当てるのも、想像しただけでめっちゃそそる。」
七つ目…最後のボタンに指をかける。…獲物はすっかり発情した潤んだ瞳でゆるりと瞬く。
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