アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
04にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
04
-
「ねえ、朝のミルクをちょうだい、いやらしく言って男の股間に顔を埋める。
昨夜自分の中に挿入ったまま、洗われてもいないそれを口に含む。
「…ん…んむ…」
昨夜とは違ううすぎぬを肢体にまとい、いやらしく口淫で挑発する。
口唇と舌で丹念に愛撫をほどこし、大きく口を開けてくわえ込む。
「ね…お客さん、昨日すっごい激しくて、お〇ん〇んの味確かめられなかったから…、ねえ…早くボクのお口にミルクをちょうだい?」
上目遣いで視線を合わせて男の肉棒に奉仕する姿を、相手はお気に召したらしい。頭を掴んでイマラチオを強要してきた。
男の精液を飲み下したあと、身体中を舐め廻され、激しく突き入れられる。
緩急をつけて秘所を締め付け、動きに合わせて嬌声をあげる。
「んっ…んうぅ…激しいッ…激しいよ…ッ、お客さんのお〇ん〇んにボク、犯されてるッ…や…やあ…おっきいッ!!」
きついほど抱きしめられ、口腔を貪られ、下半身に楔を打ちつけられながら、あられもない声を上げる。うるさいと口をふさがれることもあるが、大半の客はそのほうがいいらしい。そして今回の客もだ。
「や…やぁん…気持ちいいッ…おかしくなっちゃう!!…お〇ん〇ん気持ちいいのッ…んううぅ…っ…いっちゃう…いっちゃうう」
男の背中に爪を立て、腹に性器を擦り付けて吐精する。程なくして、獣のような声を上げて客も射精したのが分かった。
肉厚の口唇を寄せて舌を絡ませ濃厚な口づけをする。それに応じて、すわ二回目、というところで内線が起動した。
゚+.゚+.゚ .。゚+.゚+.゚ .。゚+.゚+.゚
「えっ…ホント?!今すぐゆくよ!」
待ちわびた男の覚醒の知らせに彼は浮足立った。
勃起したモノを持て余す客をリップサービスで黙らせ、外面の汚れだけを洗い流して、愛用のコートを身にまとって彼の部屋へと向かった。
医者の専属の患者である赤髪の女の子の検査ということで、毒舌の彼は席を外していた。
人払いをして、彼と二人きりになる。
半分起こされたベッドに男は身を預けていた。
横を向いていたが、彼が入って来るのに気づいてこちらを向いた。
見事なくろかみがさらりと音を立てて、貌をいろどる。
「…貴方ですか」
長いくろかみ。
漆黒ではないものの、艶めくいろが何とも不思議な雰囲気を醸し出している。
そのまましばらく見つめ合ったあと、不意に男は顔を背けた。ツマラナイと言わんばかりに。
「ちょ…ちょっと……!!」
走り寄ってベッドの反対側にゆく。胡論そうな眼差しが彼を射抜く。昏くて真紅の瞳。
「…綺麗」
思わずこぼれた一言に、男の目が見開かれる。そして一瞬後にその目は嫌悪感に眇られた。
「…近寄らないで下さい」
貴方は、精液臭いから。
「えっ…あの…あれ?…ゴメンね…?」
何を言われたかわからない程の非常な無情さで切り捨てられた言葉に、一瞬混乱し、思わず謝ってしまう。
「悪いんですが…僕は頭が痛むのです…外して頂けませんか…?」
拾ってやった恩も忘れて失礼な!と怒鳴ろうとした彼を制して、男は訴えた。頭に手を添え、眉間にシワを寄せるというゼスチュア付きで。
「あっ…ゴメンね…?気が利かなくて」
お医者さん呼んで来るね、と背を向けた彼に男は一言声をかける。
次にお会いすることはないと思いますので、コマエダナギト。
そう聞こえた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 5