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解放 -3-(※暴力、飲尿表現あり)にしおりをはさみました!
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解放 -3-(※暴力、飲尿表現あり)
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ツンとしたアンモニア臭を感じ、黒宮は呻きながら意識を取り戻す。
起きてすぐ、まだ睾丸に残る強烈な痛みに「イィィ……」と声を絞り出して、股を閉じ合わせた。
鼻の頭から頬にかけて、異臭のする雫が垂れ続ける。武上が顔にかけてきたのか。
歪み引きつる頬を武上は濡れた手で撫で、彼の唇を自分の唇と合わせた。
武上の口の中でも、その味と臭いが広がっている。不愉快な臭いは舌を通して混ざり合った。
痛みと不快感でいっぱいになりながら、黒宮は強要されるまま武上の口づけを受け続けた。
唇が離れると、黒宮はまたドサリとベッドに倒れ、口の端に残る尿を拭うことも出来ず、ただそのまま垂らすままにした。
「はー……かわいい……」
まだかすかに痙攣の残る黒宮を見下ろして、武上は噛み締めるように呟いた。
夢見心地のような顔のままゆっくりとジッパーを下ろして、上を向いたペニスを外に出して黒宮の眼前に曝け出す。
「やっぱり俺、あんたのことが大好きだよ、黒宮さん。ハハ、恥ずかしいな……こんなときに告白しちまった」
のびている黒宮の頭を持ち上げ、その顔にグリグリと自身をこすり当てながら、武上は愛の言葉を囁いた。
黒宮はペニスが口元を嬲るたび「ブッ」とか「ン」とか、力ない声を上げるだけで、武上の行為を拒否することもしない。
「ほら舐めろ」
「グウゥッ……!」
乳首をギリギリとつねられた黒宮は、急いでそれを口に含む。
「ムン゛ン゛……!ン゛ン゛ーーッッ……!!」
唇の端が裂けると思うほど広げてそれを飲み込んでいるのに、乳首を虐げる指は力を緩めない。オマケに腰を揺らして喉の奥を穿ってくる。
痛みも吐き気もこらえて、黒宮はえづきながらも口を開き続けた。
「あぁ、さすがに櫻井の方がうまいな。あんたフェラチオはだいっ嫌いだもんなぁ……まぁでも気持ちの問題か?すげぇビンビンになるよ……」
武上の言葉を聞き流しながら、黒宮はボンヤリと『セックスするときにやたら口数の多いタイプか……』と場違いなことを考え出した。
朦朧とし始めた黒宮の様子を武上は目ざとく見つけ、「ほら起きろ、頑張れ!」と口から引き抜いたペニスを振って彼の頬をぶった。
「本当お前は可愛いなぁ……泣くでも無いところなんか特に可愛い。櫻井もプライドなんて言葉と無縁の奴だったが、あんたも大概だ」
黒宮がむせる間、まだ濡れた黒宮の顔を両手で包み込むようにして撫でながら呟いた。
「もっとぶってやりたいけど、俺もビビりだからな。顔に痣なんて出来たらいくら裏方ミュージシャンでも困るよなぁ?だからこの程度で許してくれ。さて!やりたいことは山ほどあるんだ、とりあえず抜くだけ抜かせてくれ」
武上はサイドテーブルからローションを取り出すと、黒宮を仰向けにして尻の谷間にそれを垂らした。
「ヅッ……!!」
黒宮のアナルを拡げながら、そこに直接流し込むようにローションを注いでいく。
「ほら深呼吸だ。落ち着いて、尻の力を抜いて」
恋人を宥めるような声をかけながらも、手つきは強姦魔のように荒い。拡げることだけを目的にしたように指をねじ込んで、掻きまわしていった。
「っ……クゥッ、ぅぅ……」
武上は先程『泣くでも無い』と言っていたが、睾丸を握り締められていたときから、黒宮の眼には涙が滲んでいる。
それが単純に痛みから来るもので、零れもしないからそう言っているのかもしれないが。
ズルリと武上の指が抜ける。
黒宮は背中で衣擦れの音だけを聞いた。視界の横で、シャツが床へと落ちていく。その後で、背後でヌチヌチとぬめった音を聞いた。
次に起こることへの緊張に、黒宮はヒリヒリと焼き切れたように痛むそこをキュッと締めてしまった。
「ダメだ、力抜け」
背後から覆いかぶさってきた武上が、低く囁きながら耳を舐める。
「んっ……」
その行為に櫻井の声を思い出す。あいつ、耳はやたら弱かったな。
黒宮が回想に耽り、少し笑いを漏らした直後だった。
「アアアアアアッッッ……!!」
ボンヤリとしたもの思いは、裂けるような痛みにかき消された。
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