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開発 -6-(※暴力表現)にしおりをはさみました!
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開発 -6-(※暴力表現)
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「あっはははは!!」
黒宮の寝室で、部屋の主の笑い声が響いた。
「本当に?自分でするって言ったの?」
「はい。体が慣れた頃にこちらに連絡をする、とも」
「くくく……また随分と予想を裏切ってくれたもんだよ、お前もさすがに驚いたか?」
「はい。返答までに少々時間を要しました」
「なんて返した?」
「自慰を行うのは自由である旨と、俺に確認の義務があることを伝え、定期的に俺が伺うことに了解をいただきました」
「正解。俺がいなくても期待どおりに動いてくれる人間は助かるね、ねぇ香月くん?」
黒宮が香月と呼んだ男は、黒宮が見下ろした視線の先にいた。
男は全裸で、黒宮の足元に跪いている。
両の手足は左右それぞれに、革製のバンドで縛られている。口には開口式の枷が嵌められ、飲みこむことも出来ずに垂れ流し状態となった唾液は、自身の股間を踏みつける黒宮の爪先まで垂れている。
だらしなく口を開けたまま、香月は訴えかけるように潤んだ瞳で黒宮を見上げた。普段の高飛車な態度は、その影すらもない。
「今回は香月くんもよくやってくれたと思うよ。木田くんに近付いてたときはバカがまた余計なことしてるなって思ったけど、きみがブスって突き飛ばされたのがきっかけで、櫻井くんとの面識が出来た」
黒宮の足に力が入り、言葉を紡げないまま香月は呻き声を上げた。足の下で香月のペニスは先走りを滲ませて、黒宮の足を更に汚す。
「おえらいジジイどもを餌付けする以外でも、たまには役に立つね」
黒宮が足を上げると、押さえつけられていた香月のペニスが跳ね起きた。足は香月の口の前に持っていかれる。金属の輪の中心から舌が伸び、一心不乱にその足を舐め出した。
「櫻井くんも『支え』が無くなったらこうなっちゃうのかなぁ……せっかく面白いのにちょっと勿体ないかな」
足の裏に付いた体液を舐めながら「うぅー……」と言葉にならない声を上げる香月、彼を見下ろしながら黒宮はため息を付いた。
「あなたの命が下れば、今の櫻井でも同じことをする可能性もあります」
「あーそうかもね。あいつの嫌がることって何か無いかなぁ、カメラは駄目だったんだっけ?」
「はい。拒否された場合の予定通り、こちらのみでの撮影となりました」
武上はワイシャツの胸ポケットからペンを引き抜いた。正確に言えば、ボールペン型の小型カメラだ。
「ご苦労様。裸でお前に食いかかったってところ見たいんだよね、笑えそう」
「すぐに映像を処理します」
武上は踵を返して扉を開けようとしたところで立ち止まり、再び黒宮の方に向き直った。
「ところで、彼の最終的な役割はお決まりでしょうか」
「ん?」
ほとんど香月の顔面を踏みつけるように置かれていた足がストンと床に下りた。
「そうだねぇ、まだ今の状態が面白いから、しばらくはそのままでいいんじゃない?飽きたら考えるよ。でもどうしようかなぁ……お前のマネージャーにでもする?」
お預けを喰らってうな垂れていた香月だったが、声をかけられるとピクンと頭を上げた。しかし返答に迷う間に、また顔面に足を乗せられた。
「そこはお前がそんなに気にしなくてもいいよ、どのみち俺の考えることだ」
武上は2人のやり取りに気を向ける素振りも見せず、黒宮に対し背中を向けた。
「了解しました。リビングをお借りして作業をします、香月さんを送る際にお呼びください」
「うん、よろしく」
香月の顎がガツンと蹴られ倒れると同時に、扉は閉められた。その痴態に気だるげな視線を送っていた黒宮だったが、直後に気を取られたように視線は宙を浮き、唇は薄く開かれた。
「……でも、そうなんだよな」
香月は顔を上げて黒宮の様子をうかがったが、香月はその表情から黒宮の意図を汲みかねた。
「櫻井くんにやってほしいことってなんだろう」
わずかに表れた困惑の色。その表情に、香月は本人以上に不吉なものを感じ取っていた。
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